京都町家ぐらし

京都の町家に暮らす玉葱ぽんが、食べもんやお酒、愛犬との日々をつづるトボけた四方山ブログ。ベタなまち徘徊、トホホな情景も織り込んでおとどけ!

ありがたや5

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この前、カリカリ言うてた、私のパソコン。棲みついたリスを排除するべく(?)、パソコンの師匠が昨日来てくれはった。
すでに私が仕事しやすいようにと、適切に組んでくれたはるマシンを持って。それを日本橋まで買いに行ってくれはったんは、もっと前。通算最低3日は私のために時間を割いてくれたはる。
忙しい職場にいて、妻も子もある働き盛りを拘束してしもうた。
奥様、すんません
もの覚えの悪い私は、いまだにパソコンって「インターネットとメールのできるワープロ」である。ハードを組むような大それたこと、いっつもこの師匠にお任せしていた。いっこうに成長せえへん“弟子”とも呼べん半端物の家へ、師匠は毎度毎度、お出ましくださる。

おかげさまで、昨日の晩からサクサク快適に動いている。うれしい。

師匠には、いくら感謝しても感謝しきれへん。
と、いいつつ、会えばぼろかすに言い合う友だちなのだ。いや、正確に言うと高校の先輩で、連れ合いよりも長いおつきあい。どういうわけか一年先輩の男性10人ほどのグループに仲良うしてもろうて、師匠をはじめメンバーにいつもいつもあれこれ助けてもろうてる。

こう書くとなにやらモテているようだが、そうでは、ない。
早い話、モテへんかったから、いまだにみんな友だちなのである。

師匠が帰らはったあと、しみじみ考えた。
私が人に何か用を頼まれたら、こんだけ気ぃようできるやろか。
自分の時間を割いて、人のために。

ほかにも、メルマガで知り合うた、ネットコミュニケーションの師匠と慕う人がいる。
この人はリンク先の「逢魔が時物語」を主宰してはるナイスなおっちゃん(あんまり歳は変わらへんのやけど。ちゅうことですんませんっ!)である。
昔、メルマガを出していたときに知り合うて、何かとアドバイスしてもろたり、助けてくれはった。
同じくネットで知り合い、仲良くなった友だちもいるし、学生時代からの古い友だちとそのダンナさんもいる。
やっぱりちょっと前に書いた「牛と豚」の「牛」夫妻です。

彼女も学生時代から唯一続いてる仲で、この前久しぶりに会うたとき、ちょっと私が落ち込んでたんやけど、一緒になって涙ぐみ話を聞いてくれた。

しみじみ。

ダンナさんにも何かとお世話になってるし、仕事で無理を聞いてもろうたりすることもあるが、「親身」のありがたさが身にしみた。



ほかにも仕事で助けてもろたり、何かと力になってくれる人がたくさんいる。
年齢は関係ない。親と変わらへんおじさまから、子供みたいな若い子まで。
みんな、こんな私とつきおうてくれはる。
ほんま感謝、感激である。
生きている喜びって、まぁいろいろあるけど、心が通う実感ていうのが一番やないかなぁ。


つくづく、私は幸せ者やと思う。いい友だちに恵まれて。
昨日書いた亡くなった仕事仲間も、もっと一緒に働きたかったし、悩みや充実を共有したかった大切な友だちやった。それだけに、残念でならない。

照れくそうて面と向こうては絶対言えへんけど、みんな、ありがとうね。
とりわけパソコンの師匠、ほんまにありがとうでしたー。

もう一年1

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こんなことありました に参加中!
信頼していたライター仲間が亡くなって、もう一年になる。
カメラマンやプランナーは、けっこう外に出て他のクリエイターとジョイントすることが多いんやけど、デザイナーとライターは事務所にこもってることが多いので、あまり仕事仲間というのがいてへん。京都の場合、それでも雑誌の編集ライターはあちこちへ出かけたり、いろんな雑誌の人と一緒に仕事をする。けど、コピーライターは決まった得意先からの仕事が多いので、他のライターと出会う機会が少ないのだ。

彼女は、そんな数少ないライター友だちやった。
私と同類の“陽気な豚”さん。取材執筆の仕事を大量に請け負うことになり、たまたま知り合いのつてで紹介してもろうた。
私は広告・広報の仕事が多く、取材仕事はあまりやっていない。そやから編集物の仕事がドバッと来ると、収拾がつかんようになる。そんなわけで、知人の知人のまた知人という、めちゃ遠い縁を頼ったのである。

初めて会うた時から、同い年で映画好きということもあって意気投合し、仕事も自分かて忙しいのに快く受けてくれはった。一人ではとうていこなせない仕事やったんで、めちゃくちゃありがたかった。
しかも、仕事のデキも素晴らしかった。原稿制作というのは、向き不向きや質の差が大きい。頼んだけれど満足のゆく作品を上げてもらえへんかったとか、方向性がまったく違うということもままある。そやから初めての人と仕事をする時は、上がってくるまで心配(もちろん私も、他の人にはそう思われているやろう)。
けど、カンペキな仕事に感謝の念と信頼をもったのである。
そんなわけで、このあとも月刊の取材仕事があったんでお願いした。彼女は編集ライターやったから、餅は餅屋に任すことにしたのだ。

二人とも、それ以外に抱えた仕事でいっぱいいっぱいのことが多く、めったに会わへんかったけど、私にとっては「信頼する最高の編集ライター」やった。
たまに電話でしゃべっては、「いっぺん呑みに行こな」と、空約束ばっかりしていた。


ところがある日。
珍しく彼女から、仕事の代理を頼む電話がかかってきた。いったん受けた仕事やのに、あっぷあっぷ状態で断ってきたり、低レベルな書き殴りを送りつける無責任なライターも中にはいる。けど、彼女は絶対そんなことはせえへん人やった。
それなのに「ちょっと体の調子が悪くて、お医者さんへ行ったらすぐ入院せいって言われて。今月の仕事、代わってくれへん?」という。

これはよっぽどのこと。
どうもシモの病気、らしい。私も経験者なので、ああ〜たぶん筋腫やなぁ。そら2週間ぐらい入院せんとあかんな。そう思うて仕事を引き受けた。

しばらくして、その仕事を終え、報告がてらお見舞いに行った。が、行った先は婦人科病棟ではない。

ま、まさか。

彼女は、卵巣ガンやった。それも末期の。
なんでもっと早う、おかしいな?と思た時にお医者さんへ行かへんかったん?長いこと会うてなかったけど、最近一緒に仕事をしたカメラマンさんは「だいぶ顔色悪いし、おかしいと思てた」と後でいうてはった。それを聞いた時、もう悔しいて悔しいて、家に帰ってから大声で「あほー!」と叫んでしもうた。


彼女は持ち前の明るさで、髪の毛が抜け、痩せて抗ガン剤の副作用にえずきながらも笑顔を絶やさへんかった。
「そりゃ一時は“なんで私が”と思たけど、人間死ぬ時は死ぬんだしね」と、さばさばしていた。いや、たぶん隠れて泣いたこともあったやろう。運命を恨んだこともあったやろう。そやのに、私の前ではいつも「ホンマにもうあかんの?」と思うぐらい元気で朗らかやった。誰が行っても、ものすごく明るかった。

最後に見舞うたんは、入院してから1年半、亡くなる半月前やった。
治療は少しは効果があり、余命も延びていたんで「ひょっとして治るかも」とみんなが思うてた。その矢先やった。
先月見舞うた時より、ずいぶんやつれていた。しんどそうで、ベッドから起きあがれへんまま辛さに堪えていた。

手を握って、「また来るからね」と病室を後にしたけど、なんだかとってもつまらん話をして帰った。その2週間後。お母さんから電話があった。
「先ほど息を引き取りました」


返す言葉が、ない。泣き声でしか、応えられへん。
なんでもう一回、会いに行かへんかったんやろう。なんであのとき、あんなしょうもない話しかせえへんかったんやろう。
また、悔しくて悔しくて、今度は自分を呪うた。

お葬式の時の死に顔は、とてもきれいで童女のようやった


正直、他人の死であんだけ泣いたんは彼女が初めてやと思う。そしていまだに、思い出すたび生きていてほしかったと思う。
もう一年経つけど、惜しい気持ちと悔しい気持ちは変わらへん。

町家2町家ってどんなん?3

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054d6ba5.jpgこのまえ、町家にはばくっとした決まり事があるて書いたけど、瓦屋根・土壁・格子戸や格子窓という特徴はあるもんの、建った年代とか建てた人の仕事、趣味によってデザインはいろいろである。

観光や文化財の対象になっているのは、たいてい明治以前、ヘタしたら江戸末期の由緒ある建物で、“厨子二階”いうて二階が異常に低い建物が多い。こういう家の二階は、写真みたいに虫籠窓(むしこまど)という土壁に細い明かり取りの空間を造った意匠が多く、その部分に小さいガラス窓が並んでいるとこもある。

時代が比較的新しいなると、二階が今の家と変わらへんぐらい高い“総二階”の造りになる。昭和初期生まれの、うちの家もこの建て方である。ほんまは虫籠窓の家に住みたかったんやけど、悲しいかな買い換えがうもういかへんで見送った、苦い思い出がある。

もともと街中に住んでた人は、職住一致の人が多く、みな住みながらお商売やら職人仕事をしてはった。そやから住むより仕事に適した造りなんやけど、“仕舞屋(しもたや)”いうて初めから住居専用に造った家もある。こういうとこは出格子が小そうて、商いの家よりひっそりしたたたずまいである。

塀で囲ったお屋敷造りの家も街中には少ないけど、ちょっとはある。こういう家は、たいてい代々お金持ちが住み継いだはる。
ほかにも平屋とか、お店屋さんで表だけ近代的に改装した建物もぽつぽつ。平屋は路地(「ろーじ」と読む)に多く、店屋は商店街に多い。
めちゃくちゃ珍しいけど(当時の木造建築でこの技術はすごい!)三階建の町家もある。昔、千本通りに一軒だけあったけど、ここは無理矢理増築した感じでだいぶ傾いてたなぁ。デンジャラスなビックリハウスの趣やった。

同じような建て方でも、ちょびっとずつ違う戸や窓のデザインを見比べながら歩くのは面白いし、ぜんぜん知らん人の家やけど「お気に入り」もある。つい覗きこんでしもうたりして…あかん、あかん。いや、覗きとちごて、おたくのファンなんですわ。ちゅうたかて、そんな言い訳通らへんやろなぁ。
町家を見る楽しみとは、華やかな観光名所にはない、生活する人の息づかいを感じられるとこやと思う。

けど古いだけに、建った時のまま残っている家はほんまに希少価値。サッシの戸や窓がはまってたり、壁がモルタルになってるとこも多い。そやから、自分の「お気に入り」が変わらずに建っててくれるのは、ものすごうれしい。たとえビックリハウスみたいな家でも、そこにあることにほっとする。
そやから「頼むしこのままでいてや〜」と、通るたびにひそかにエールを送るのである。

哀愁のヴィンテージ布団2

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ついさっき、TV朝日の「都のかほり」が撮影に来てくれはった。この番組、なんとも上品なつくりで、京都と奈良のはんなりした風物や風景を紹介してはる。
玉葱工房は“夏を遊ぶ”てなテーマで取り上げていただけるそう。放送日はいつかな?ちゅうても、こっちでは映らへんのよね。関東&東海までみたい。
放送ビデオかDVDを届けていただくのを待つことにしよう。

さて、昨日は投稿してからお風呂に入り、新聞を読んで寝床に入ったのが2時前。今日はなんか目が冴えて、眠たくならんなぁ・・・それでも、うとうとうと・・・。

まどろみかけた時、「うなぁ〜〜ご〜〜」に起こされましたがな。

うちの南には神社があって、野良猫が数匹住み着いている。うちの欄干や屋根の上でもよう昼寝してるし、坪庭にうんこしていかれることもたまにある。
そんな奴らに、シーズン到来

向かいのマンションのガレージで、盛んに鳴きおうてる。
赤ん坊がむずかる声を野太うしたような独特の鳴き声。あれは耳に障りますなぁ。
誘うてんのやったら、もうちょっと色っぽい声、ださんの?
ま、猫にしたら、あれがそうなんやろうけど。

とにかく、うるさい。
ええかげんに片を付けてほしいにゃけど、どうも雌がもったいぶってるのか?
あああ、起きていって解散させちゃろか。


そう思うたとたん、マンションに住んでいる若い男の子が自転車で戻ってきて、猫は一気に散ってしもうた。ええぞー。

夜中に酒盛りしたり、深夜のご帰還でうるさいこともあるけど、今日はでかした


この向かいのマンション、けっこう古い4階建てで、住人にも年かさの単身者がいてはる。我が家の向かいには部屋が6つ並んでるのやけど、一番上の階、左側はおじさんの独り暮らしのようである。

なぜそれがわかるか・・・・。
たまに布団を干してはる。

それがまた、推定30年物のヴィンテージである。
ハゲハゲ&ネズミ色で、周辺はかすかにオレンジ色が残っていて、模様はおもちゃ。たぶん、昔の子供布団の仕立て直し?
せんべいを通り越し、カチカチに固まった綿が再び風化しかけたシロモノが風にはためいている姿を見て、きっと京都へ出てきてからずっと使うてはるんやろなーと思える。年季の入り方と寝具へのこだわりのなさ(ある意味すごくこだわってる)から、使うてはるのは年配の男性では、と思うのだ。

こっちへ越してきてもうじき4年になるけど、5回ぐらいは夕立で洗うてはったな。土砂降りにあおられるそれは、また一段ともの悲しい。じっとり濡れた布団では、寝られへんやろなー。
「今夜は哀愁トゥナイト〜」古っ。

この間も、雨にはためいてて「あーまたやってはる。かわいそ」と思うたけど、明くる日に干してあった布団は真ん中が破れてた。いかにも繊維がへたってできた、ナチュラルな破れ目。そこから中のカチカチが見え、風で破れた生地がピラ〜ピラ〜と揺れる。
強風にあおられる、バーコード頭の毛のようである。


哀愁度が、またワンランクアップした。

牛と豚3

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某ファンドの陰謀か(なんでやねん)、昨日から自分の管理画面に入れず。
スコアがちびっとだけ上がってたのに、これでまた下がるな。不可抗力やのに、容赦ないよなー。
ま、あがくほど読者いてないけど。
やっとメンテナンスが終わってたみたいなので、ちょこっと書いとこうっと。

毎月レギュラーでやってる仕事は、2ヵ月先の号にかかる。
あれこれネットで調べ物をしていると、気分はすっかりサマーレジャー
が、しかし。

目先の生活に追われて、遊びに行けんっ。さびしー。
海つったって、今さらビキニにもなれんけどな。
なれんだけやったらええけど、犯罪でっせ。こんなきたないもん見せたら。

学生時代、当時はめちゃくちゃスレンダーで背が高く、それこそまぶしいぐらいにキレイな友だちがいた。気っぷも良くて、憧れの友だちやった。
当時小太りやった私が「ええなーうらやましいなぁ」と愚痴っていると
「そやけどあんたなぁ、“豚みたいな女”っていわれるんと“牛みたいな女”っていわれるの、どっちがエエ?」
と彼女。
「・・・ぶ、ぶた、かな・・・」
と、私。
「そやろー。私が太ってみ、確実に牛て言われるんやで」
確かに背の高い彼女が大きなったら・・・。

そして幾星霜・・・


立派に牛に成長している。
全体プラス胸まで豊満なので、ホルスタインになったようである。
いや、やらかいスエット素材の服をよう着てるので、ジャージーかな。
私はなんとか豚を維持している(それでエエのか?!)ので、ちょっとうれしい。
いまだに仲良しやから、口さがなく「でぶ〜」と言える。
この私が、憧れの美人(元)に向かって。

長生きはするもんやなぁ。

京町家検定を受けてみた3

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da57aaf1.jpg〆切が厳格に決まってへん仕事の時は、パソコンに向こうてもついネットのほうに手がのびる。あかんなぁ。これ、クライアントさん読んではったらどないしょ。

で、ハチセさんという建築会社がやってはる「京町家検定」ちゅうのを受けてみた。(コラッ!)
うちの家は、いろいろいきさつがあって(これもそのうち書きますが)ハチセさんで直してもろうてないんやけど、この会社は京町家の改修に力を入れてはる。
私がエエなーと思うのは、全くの復元ではなく、イマドキの生活に適応した改修をやってはるところ。古き良き風情を残しながら、暮らしやすさにも気を配ってはるからね。
そういう会社が「京町家検定」を始めはった。パソコンから無料でチャレンジできる!こりゃぁやらない手はないね。

何を隠そう(誰も聞いてないが)、第2回京都検定に落ちている私。
第1回の問題集を見て、楽勝と思った甘い期待もつかの間。第2回はめちゃくちゃレベルが上がってた!いきなり2級にチャレンジしたんも向こう見ずやったんやけど、合格レベルの70点に数点届かず・・・。
まぁ、第1回の合格率が25%ほどやったんが、第2回は12%に落ちてたことだけが、わずかな慰めになったのでした。


ってことで、「京町家検定」で雪辱を果たすぞ!
問題は50問で、チョロいと思たが・・・けっこう難しいやんか!
いつもいつも、なめてかかって痛い目に遭う私。←ええ加減、勉強せいよ。
町家の構造とかは引っ越す時に勉強したつもりやけど、一般的な京都の歴史は難儀やぞー。ってことでスイスイとはいかへんかったもんの、なんとか初級はクリア。
合否判定もすぐメールでくれはって、「合格」してました。

わーいわーい。

興味のある人は、チャレンジしてみてね。鍾馗さんのストラップも貰えるらしい。
ハチセさんの「京町家検定」
http://www.hachise.jp/kyomachiya-kentei/

ちなみに、鍾馗さんは上の写真のお方。
うちの家の小屋根にもいてはって、ニラミをきかしてくれたはります。



まずめし1

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今日は、近所の商店街が夜店をやっていた。毎年夏にするにゃけど、今年は特別に5月にもやることになったん。商店の人たちが、いろんな食べものやゲームを出して、安く遊べるようになっている。今日はうちに友だち夫婦が来てくれたから、一緒に出かけたらあいにく時間が早すぎ。まだ用意ができてへんかった。しょうがないので友だち夫婦は帰っていた。ごめんねー。始まる時間を調べてもうちょっと後で来てもろたら良かったなぁ。

私と連れ合いも、いったん家に帰ってまた出直し。お目当ての肉屋がやる生ビール、これが今年は無いっ!!!なんでー。ユッケとかスジの煮込みで一杯やるのん、楽しみやのにー。という人がたくさんいたようで、肉屋の方向から戻ってくる人の顔が冴えへんかった(ような気がした)。

しょうがないので他の店を冷やかし、鮎の塩焼きとか串カツなんぞをつまみに缶ビールを飲む。屋台料理はどうもソース味が多いので、後半はそうでないもんを物色。
前に行った「さらさ3」はイタリアンなおつまみを出してはったんやけど、目の前で売り切れ。しもた!もっと早く寄ったら良かった!!
そう思いながら、その横の漬物屋さんがやっていたおでんを食べる。
これが…


味が、ない。不味いとかそういう次元と違うて、味がない
なんぼ安うても、これは悔しい。やってるのが食べもん屋さんだけに、期待して買うた私が哀しい。

で、気を取り直して、中華料理屋さんの焼きそばを買う。そこらの素人ソース焼きそばと違うし、大丈夫やろなー、と。・
これは家にもって帰り、いざ。

・・・・・ま、まずいっっっ

ぬぁんと、豚と野菜をそばをただ炒めただけのもんに、ウスターソースがかかっていた。
真ん中のほうにかかってたんで、パックの上から見ただけでは、中華味の焼きそばに見えたんや。
炒めたそばには味が付いてへん。ソースをまぶしながら食べるけど、そんなんうまいはずないやんか!
素人仕事でも、まだ炒めて味が付けてあるだけ、マシ。前から、この中華料理屋はあんまりうまそうに見えへんかったんやけど、やっぱりなぁ。


と、落胆したところで思い出した。
大阪へ打ち合わせに行った帰り、京都の阪急百貨店の上にある食堂街へ寄った。イタリアンの巨匠3人がプロデュースしたというレストランのランチ食べたさに。
前菜&サラダ食べ放題にパスタ+コーヒーで1470円を注文。
パスタが来るまでに、サラダバーへ行く。
サラダのアイテムは、そこらのファミレスと同じようなもん。ま、それは許せるけど、なんでイタリアンの店で、できあいのゴボウサラダやらポテトサラダ、大根とツナをただ合わせただけのもんを食べなあかんの?!
前菜も、白菜と塩豚をくたくたに煮たのや、キャベツと鶏を炒めたん、茹でただけの粗挽きソーセージ、同じく水煮のまんまの豆などなど。芸、なさすぎ

パスタはまぁまぁの味やったけど、これもトマトソースのしっかりした味つけにしては、パスタ、細すぎ。すぐ伸びてしもうた。

この時も、哀しかったなぁ。
プロならプロらしく、もうちょっとなんとかしてくれ〜〜。
それにしても、3人の巨匠は、こういうもんが出ていることを知っているのか?
それとも一流の味は一流の値段でないと出せへんのは当たり前、って思ってはるんかな。それやったら、こんな値段で提供するのはやめたらよろし。
ビンボー人を期待させるだけさせといてスカ食らわすのは、意地が悪いよ。

山陰線3

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いつまで経っても町家の本題に入れんっ。すまそ。
ちゅうことで(開き直り)この間、出張へ行ってきた時の話。

丹後や但馬へ出張する時は、山陰線に乗る。山陰線は、嵐山までは街中を縫うように走るけど、そこから先は保津川の渓流とトンネルの切り替え、切り替え。で、亀岡の市街を通りすぎたら、あとはのどかそのもの。駅も小さいし、無人のとこかてある。
電車のゴトゴトに身をゆだねていると、線路は高みへ登ってゆく。眼下に、谷にへばりつくように開けた、ささやかな里が見える。光を反射してのっぺりと輝く、水をたたえた田んぼ。隅っこには早苗が寄せてある。

もう、田植えが始まるんだな。
今日なんか、汗ばむ陽気やもんなぁ。

まわりを囲む雑木は、まだ色が浅い。植樹された針葉樹の濃い緑とだんだら模様になっている。そこへからみつく藤は、紫のビーズを散らしたみたい。山ツツジのピンクもところどころに混じっている。
たいがいエグい配色なんやけど、自然界にあるとあでやかだ。

海の景色が開ける、その瞬間もいい。軒先ぎりぎりにゆっくり走る、京都の京福電車もいい。けど今ごろの季節は、里山を走り続ける電車が好き。




おやぢの音1

昨日は突然、パソコンが逝きそうになった。何度も止まりそうになるし、ハードはカリカリカリカリカリカリと、ブキミな音をたて続け。中にリスでも棲みついたか?!大量にドングリため込んで、囓ってんにゃろか
コワいんで、早々に電源落として寝てしもた。今日は朝から連れ合いがチェックしてくれ、元通りになった。ありがたやー。けど、そろそろ寿命やなぁ。

ちゅうことで、昨日は書けへんかったんやけど、大阪まで打ち合わせに行ってたん。で、帰りの電車で、隣に座ってきたおっさんがにぎやかやった〜。
しゃべってはったわけと違うねん。一人でしゃべってたら、うるさいと違うてアブナイわな。
デニムのおされーなジャケット姿で、その下は白いTシャツをもちろんパンツイン。太いベルトで締め上げ、足元はやっぱり白い運動靴。耳にはイヤホン。
いや、ナウイ(死語)やんか。と思うたら、ポケットから出されたのはダイヤルをぐりぐりして調節する式の、いにしえのラジオでした。

そいで、このおやぢが乗ってくるなり、鼻を「ぐほっ」「ごばっ」「くんっ」と言わせてはる。時おり混じる「かぁ〜っ」という音。「うぁ〜」というあくびの音。

察するところ、鼻の奥にたまったはなぢる(かなり粘りけありそう)を、喉に送り込んでいるような…。ティッシュがないし、生産したはなぢるを自家消費しようとしているのか?!
想像したらえずきそうになってきた。奥の席からわざわざ移動するわけにもいかへんので「早う降りてくれ〜」と祈ったけど、結局私が降りるまで乗っておられました。

その間ふと思うたんは

おやぢが嫌われてしまうのは、ノネナール臭がするとか、小言がくどいとか、いろいろあるやろけど「」も原因なんでは?
おやぢって、なんかよう音立てはるやん。食後のツマヨウジしーしーもそうやし、クシャミとかあくびにも必ず音響効果付き。
これってかなり嫌われポイント高し?

私もはっと気付くと独り言を言うてたりする、おばはん濃度の高い人間なんで、注意しようっと。

弘法さん4

今日は弘法さんの市。ピーカンのエエ天気で、しかも日曜やったんで、ごつうぅ人が多かった。ちなみに、毎月21日はかの空海が創建した東寺で、弘法さんの市が開かれる。25日は、北野天満宮で天神さんの市が開かれる。どっちも露店がぎょうさん出て、めちゃにぎやか。

うちの連れ合いもアロハを出してるんやけど、ここ数ヵ月、連れ合いの調子があんまりようないんで、手伝い兼、近ごろはまってる古着物の物色に行く。
欲しいのは、麻雀牌柄の帯
これがないんやねぇ。
あってもめちゃくちゃ高い。前に店舗の古着屋で見かけたんは56000円の値が付いてた。あんまし柄行がようないし、きちゃなかったのに。
花札とか麻雀牌の柄というのは、男襦袢にはようあるんやけど。女物はよっぽど粋な人か、酔狂な人しか着けへんので、数が少ない。けどやっぱりマニアがいるから、出回りにくいんやて。
下手の横好き、麻雀好きやけど、できる人が4人揃うことはまずないんで、ゲームでガマンしてる私にとって、せめて帯ぐらい遊びたいんやけどなぁ。

それにしても、古着がなぜあんなに高い!
私は着物やったら、チープな銘仙で面白い柄のんを探してるけど、シミが少なくて着られる状態ので、よう出して5000円まで。けど、きたないきたないつんつるてんでも、ちょっと面白い柄やとどえらい値段が付いている。これ、小学校の机でも拭いてたんちゃうか、と思うぐらい汚れまくってても、柄さえ面白ければ値が付く。ブームやし、それでも買う人がおるからなぁ。

とはいえ今日も、イキに着こなしている若い人をたんと見かけた。
着物はエエねぇ。

さて、アロハ屋のほうは、おかげさんでわりと売れた。おおきに〜
普段はデスクワークなんで、たまに客商売の手伝いをするのは楽しいな。なんちゅうても、物が売れるリアル感がええ。広告とか広報の仕事ってダイレクトにお客さんの反応が見えへんから、直に喜んでくれはる顔が見られるのはおもろい。
露店で、重曹まみれの胸ぶくれする唐揚げとかを買い食いしたりも、子供のころは買い食い禁止やった(母親がキレイ好きで、露店物はきたないからとあんまり食べさせてもらえんかった)私にとっては貴重な楽しみ。

てなことで、くたぶれるけど、たまには行きたいんよね。



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