お正月やのに、去年の話に始まった今年。こーゆー鈍くさいとこは治らんなぁ。
ちゅうことで、昨日。
元旦は家族揃うて「大福茶」に始まる。これは全国的な風習? 梅干と結び昆布を入れた昆布茶でお祝いするのん。
京都の街中より北のほう、やや西よりエリアの家は、天神さんの梅干を入れるとこが多いんとちゃうやろか。
官公ゆかりの北野天満宮には見事な梅林があって、2月はごっつ
キレイである。ここで穫れた梅の実を塩漬けして土用に干し、12月中旬から売り出さはる。ただし数量限定なんで、12月25日の終い天神なんかへ買いに行ったら、とうに売り切れである。うちは幸い、母親のお友だちが買うといてくれはったんで間に合うた。
この梅干を昆布茶に入れ、元旦によばれる。
今年は手抜きで結び昆布を省いてしもたけど、上の写真がそれである。
梅干は、食用品種とちゃうだけに、実が薄うてガジガジ。その代わり塩だけは大盤振る舞いである。つまり、コンコン出してむせるほど、しょっぱい。

ま、縁起物なんで、文句言うたらバチあたるが。
大福茶を飲んだら、そのあとはお雑煮。
お雑煮て、郷土色が豊かでしょ。
京都のお雑煮は、悪評高い白味噌仕立て。「汁粉みたい」と気持ち悪がられる、それである。
通常は白味噌汁に巨大な里芋(頭芋。人の頭に立てるように)とか小芋を入れ、大根・人参と茹で餅を入れて花鰹を飾る。
これって、芋だけで腹が張る。
出世への願いて言うけど、ホンマは芋だけで腹をふくらませ、昔は高価やった餅をあんまり食べさせんとこうとした陰謀や。が。私の父は白味噌雑煮が大嫌い
であった。たぶん祖母が伯方島の出身やし、おまけに貧乏人の子だくさんやったんで、具もたいして入ってへんすまし雑煮を食べて育ったんやろう。餅をすまし汁でぐずぐずに煮て、どろろんとした、いわば“餅ポタージュ”みたいなもんを好んでいた。それこそ気色悪いんやけど。母も結婚してずっとこれなんで、いつのまにかすまし派になっている。
私もすまし雑煮で育ったんやけど、大人になってからお店でよばれた白味噌汁のうまさに「ハッ
」として、以来、我が家で私だけが白味噌仕立てである。連れ合いは、広島の産。しかも山奥なんで、山陰文化が入っている。あっちのほうは
すまし汁に茹で餅を入れ、蛤や鰤、大根とか青菜を入れるらしい。ほいで最大の特徴は、「ウップルイ」というコロボックルの親戚
みたいなもんを入れる。その正体は、岩海苔。
なんでも山陰の海岸で手摘みした岩海苔らしい。この、日本語とは思えへん名前、調べてみたら平田市の十六島(うっぷるい)湾というところが産地らしい。
ほおおおおー。これってたぶん、ハングルから来たんちゃうやろか

けど、京都で手摘み岩海苔なんて入手できひんし、ここは普通の海苔でガマンしてもらう。そんなわけで、雑煮は三通りつくる。だしは共通で鰹&昆布。写真手前が私の、奥が連れ合い用のん。
連れ合いには、茹で餅・蛤・鰤の塩焼き・蒲鉾・茹でた大根と人参・芹・海苔
母には、このバージョンから鰤と海苔を除いたシンプルなもん
私だけ白味噌仕立てで、焼き餅・蒲鉾・茹でた大根と人参・芹・花鰹
純粋な京都バージョンと違うんは、単に
私の好み。芋、苦手やし。焼き餅のほうが香ばしいし。で、芹の香りが好きなんで。
肩身の狭い私は、
犬たちにも白味噌雑煮を分けてやる。お正月やし特別、ちょびっとずつやるんである。もちろん、餅は喉に詰めんよう細かくちぎって。彼らはほんのり甘い白味噌がお気に入りで、トレイを舐めたように(舐めてんにゃけど)キレイに平らげる。

三が日は、朝食にこれ。
晩のおせちは何食べるかちゅうと、それはまた明日〜

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発想の転換ですよねー。
うおーーー。明日から元気又出たーーー。