京都町家ぐらし : 天王寺はお寺も個性的

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天王寺へ小袖展を観に行ってから、もう１ヵ月以上も経ってしもうた。

展覧会を見てから天満の

呑み屋街を徘徊するまでに、天王寺公園の周りを一人でちょこっと散歩した

今日も

写真はクリックして

見てね。
天王寺公園の北側にはお寺が多い。中でも有名なんは『一心寺』。
由緒ある大きなお寺ながら、門がアヴァンギャルドやん。まるでこっちが美術館の入口みたい。巨人像が仁王さんの代わりに立ってはった。
内部の伽藍も大阪空襲でほとんど焼け落ちてしもうた

そうで、建物はほとんど昭和の建築やった。
一心寺は、宗派を問わず納骨を受け付けてはるとのことで、収められた遺骨で仏様を作らはるそう。境内奥にある納骨堂には、つるりとした白い肌の仏様が何体も安置してあった。１体に約15万体の遺骨がこめられている・・・。
それはさすがに、写真なんぞ撮れへん

集印の受付などをしてはる念仏堂は、六角形の屋根にこのようなキラキラの塔を頂いてはる。ひゃぁ～派手

境内と道を挟んで向かい側には、落語や演劇がかかる『一心寺シアター』があるのやけど、その上はお堂になってた。ここには一般からの寄進で立てていく仏様がずらり。『三千仏堂』という名の通り、たぶん三千体になるまで寄進を受け付けはるのやろうね。今はまだ数百体ぐらいやったけど。

一心寺のちょっと南の入り組んだ細道の突き当たり、天王寺公園の池を回りこむような位置に立つのは『統国寺』。在日韓国人・朝鮮人の崇敬が厚いお寺やそうで、大雄殿という額の掛かった本堂はどことなく異国情緒が漂う。黄檗宗のお寺とも似た感じやね。開放的な弥勒菩薩堂の囲いは、繊細な柄に三色の太極が描かれている