ブログネタ
茶道・茶の湯 に参加中!
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ←いつも来てくれておおきに、めちゃうれしおす
←一日一回ポチッと応援クリックお願いしますね

めちゃめちゃ厳しいですっ 愛のポチポチよろしくです


110626御所15
さて。当日は10時半の第一席から14時半の第五席まで。はじめは50人ぐらいに集まっていただけたら・・・と思てたのに、65人もの方が来てくださった。
私らは9時に集合し、掃除して毛氈を敷いたり、水屋の準備をしたり。当日のスタッフは初顔合わせの人が大半ながら、みなさんテキパキと息のあった仕事ぶり。ハッと気付けばウロウロしてただけで、私はあんまり働いてへん気がするっ(またもや別な汗)
清められた座敷には、東大寺の館長を務められた清水公照師のお軸が掛けられ、岩手の南部鉄瓶にテッセンと青楓、利休草が風雅に活けられてた。この軸、読めへんでしょ〜。
「坐久烟雨収」
じっと座って待ってたら、どんなに長い雨でもいずれ収まると言う意味なんやそう。被災の辛さ、復興の困難さも、いつか終わって新しい時が来るという願いを込めて、しぇる様がお宝の中から選んでくださった。
そない伺うてじっと見てると、坐の字は人がおっちんして拝んではるようである。

110626御所16
水屋のほうにもお茶碗などがスタンバイ。この日は宇治田原のかねまたさん(こないだお茶摘みへ行ったときにお世話くださった)の「うじみどり」と、福寿園さんの「萬丈の昔」という、ものすご高級なお茶をご提供いただいた。このクラスのお茶会では絶対に出ない、1缶数万円もするお茶とのこと。確かに濃茶でいただいても美味しそうな、渋みも苦みもない爽やかな風味とまろやかさを持ったエエお茶やった。
しかもそれを、某老舗茶補にお勤めのJ子様と萩野様が、一碗一碗丁寧に点ててくださる。

あと、お運びでは日本茶インストラクターで唯一男性のキネシスロストマン様、この炎暑にも涼しそうな顔をしてらしたキュートなH様がスタンバイ。そして受付はさすが接客のプロである、お茶屋さん「Nextea」ののんち様が万全にやってくださった。


110626御所17
こちらはお正客のお茶碗。人間国宝の息子さんが作られた青磁で、よばれた後に蓮の花がうっすら透けて見えるという繊細な意匠である。しぇる様、すごい器をお持ちだわっ。
お次客のは、福島県浪江町の相馬焼。今回のお茶会は東北ゆかりの品々をということで、ランディ先生に貸していただいた。浪江町は避難対象区域になっているのでもう窯が使えず、このお茶碗はたいへん貴重なものである。お点前を特訓していただき、貴重品を気ぃよう貸してくださったランディ先生にも感謝。

110626御所18
主菓子は千本玉寿軒さんの葛焼き。銘は好きに付けてくださいということで、しぇる様が復興への思いを込めて「願ふ」と。きよらかな淡い水色に、金箔が希望のように輝く。モダンなシルバープレートと、添えられた青楓もしぇる様んちのもの。
盛り付けは、あんの様。京都では有名なお茶会で裏方を何度も務めてはるので、まさに盛り付けのプロ!

110626御所19
こちらは、私の唯一のお宝である、ガラス棒を編んだ器。どなたの作品か忘れたけど、「こんな面倒なことはもうやらん」と、自分で作っておきながらあまりのジャマ臭さに、一度限りやったらしい。てなことで、私が持ってる、しれてる物の中では一番の貴重品。

110626御所20
お干菓子は、宮城から取り寄せた仙台駄菓子のマコロンと青葉しぐれ。素朴な風合いは高貴な主菓子と対照的で、ひなびた味わいをお楽しみいただけたと思う。
菓子器はしぇる様のん。大貝に銀の蟹がくっついたかいらしいもので、ベトナム製なんやそう。涼しそうね。
もう一つ、もちや様が岩手の秀衡塗りをご持参くださり、そちらにも仙台駄菓子を盛り付け。あいにくバタバタしてたんで、駄菓子の盛り付けが撮れへんかってんけど。

BlogPaint
この日の着物。まだ6月やけど、この暑さでは単衣を着る気にならん。と、お気に入りの絽を着ていった。この着物、元は母のお友だちの持ち物。一目惚れしたので、下心200%で褒めちぎったら、「うちの娘は着ぃひんし、良かったらあげるわ」とくださった。ワーイワーイ、思う壺(笑) おばさまおおきに、愛用させていただいてます。
江戸紫に露芝が抜いてあり、裾へいくほど露芝が多くなるところが粋である。ま、着てる人が粋やないので着物がかわいそうでもあるが。
この日はとにかく汗をダラダラかいたんで、そこらじゅうグズグズ。腰ヒモを使わず、クリップと伊達締めだけで留めてあるし、衿元がゆるんできて半衿が引っ込んでしもた。

私は二席と四席でお点前さしてもろうたが、あまりの暑さに汗が流れ落ちるのがわかった。汗がしたたってお茶碗に入らへんか、心配しながら何とか亭主デビュー(お正客のお茶は塩っぽかったかも?!)。いろいろ汗をかいたなぁ。けど、こういう機会でもないと、お茶会なんて開けへんのやし、声をかけてくださってめちゃくちゃありがたかった。もちや様、おおきにです。
お点前のほうは、無我夢中でなんとかこなした、ちゅうのが実情ながら。

BlogPaint
会場の予約から準備と大奮闘してくださったもちや様、そして宇治のお茶人で着付けもお手の物の花咲おばさん様と。もちや様には何から何までお手配いただき、引っぱっていただき、もちや様の奮闘がなければこの会は実現せんかったやろう。おまけにお昼まで差し入れしてくれはって感謝の限りである。花咲おばさん様はお茶会経験豊富で、水屋を統括していただいたのは頼もしかった。
素晴らしいお道具をほとんど提供してくださり、見事な席主ぶりを披露してくださったもう一人のお茶人・しぇる様は、あいにく車を取りに行って不在やったので、可愛い雪佳さんの金魚帯姿がご一緒できひんかって残念。
あと、写真には写ってませんが当日のメンバー計10名、ほんまにお疲れ様でありがとうございました。
そしてわざわざ来てくれはったお稽古仲間さんやお友だち、ブログ友さん、はるばる暑いとこにありがとうございました。ほんまにうれしかったです。

BlogPaint
翌月曜は京都新聞社へ募金を持参。当初は日本赤十字社へ・・・と考えてたんやけど、いつまで経っても使途が決まらんまま凍結されているらしい。いっぽう京都新聞社が集めた募金は、第一弾をすでに被災三県へ分配したとのこと。それならこっちのほうが早く被災地へ届くのではないかと、思うた次第である。

6月29日の朝刊には、こうして掲載していただきました(ご参加の皆様、これをもって会計報告とさせていただきます)。おつりはいらんとか、会費の他に募金をくださった方もおられ、お陰様でこれだけ募金することができました。深謝です。お集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。
復興支援は気長にやっていかねばなりません。みんなが楽しみながら、何かお役に立てるならこれ幸い。また計画の節にはご参加くださいませ。



被災地にご支援を!
「ふりぺ(FreePet〜ペットと呼ばれる動物たちの生命を考える会)」のサイトでは、被災地の動物救済に関するニュースやお願いを随時更新しています。ぜひご一読ください。嘆願書や募金の協力もこちらからお願いします。動物も一つでも多くの命が助かるように!
日赤への義援金は、もよりの郵便局で「日本赤十字社 東北関東大震災義援金」と言うと手数料無料で送金できるほか、ネット募金でクレジットカード・コンビニ・Pay-easyの決裁もできます
下記バナーは、ポチッとしたら一日1円が募金されます。皆様よろしくお願いします
「東北関東大震災」支援クリック募金