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ただいま大苦戦ちう
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我が家の菩提寺は、西賀茂にある。五山送り火の船形を点さはるお寺。そやし毎年、お盆時分は駐車場にテントを張り、送り火に焚く護摩木を募らはる。

通常は先祖供養とか家内安全とか書くんやけど、今年はやっぱりこちらで。すんません、字が下手で。
けど、鎮魂と残された人へのいち早い復興を願う心は一所懸命込めましたんで、かんにんしてください。どうか安らかにお眠りください。
このたびの薪の件は、京都にも陸前高田にもゆかりのない人が発案し、ゆかりのない団体が扱う薪を使うというのが、保存会の足並みが揃わんかった原因やと思う。しかも送り火は五山あるが、東山の大文字だけに個別に話が行ったそうだ。
保存会はごく限られた町内の集まりなんで、伝統を重んじて東山の松だけを焚こうという人と、こんな時やから被災松も焚こうという人に意見が分かれたのやろう。そこへ持ってきて、放射性物質を危惧する声が挙がり、ならばやめようということになったのでは?(これは私の個人的な推測だが)
船形保存会の人に話を聞いてみると、最初は大文字さんへ話が行ったようで、残りの四山は知らなかったそうだ。しかしこのようなことになってしまい、「やること全部が後手後手に回ってしもて申し訳ない」と歯切れが悪かった。送り火イコール五山全部という印象があるので、他の四山の保存会も振り回されはったようである。
私も、放射性物質を危惧する声が出て大文字保存会が中止を決めたという新聞記事を見て、初めてそんな話があったことを知った。ほとんどの京都人がそうやったと思うし、なんで苦情を出した人が知ってたかというのは謎である。で、新聞を読んで焚くよう考え直してとの中止反対メールを送ったときには、すでに陸前高田で迎え火として焚くことが決定してて、すぐさま実行された。このあたり、まるで最初から送り火で焚かないことを予想していたような機敏さである。なんでそんなに行動が早い?
が、苦情の声40数件に対して中止反対の声が千件を上回り、府外の人も多かったことから(中止したら反対する声がめちゃくちゃ上がるのは目に見えてたやろうに)、京都市の声かけで被災松を焚くということになった。しかし、そこから放射性物質が検出されたし、またもや中止に。最初の松は表皮も剥いてきちんと処理したのち倉庫にしまわれていたが、あとのは急場しのぎに調達したので、表皮を剥かず泥をかぶった雨ざらしの松だった。そら、大なり小なり何らかの数値は出ると思う。当然予測されるのに、間に合わないからと送ってきた団体も、とにかく急ぐからと決断した京都市にも問題がある。
最初の松を、ガツンと「ワシが責任を持つ!」と京都市が決断を下して、焚いてもらったらこうはもめなかったろうに。ここには陸前高田の人に対する思いやりが欠けていたのではないか。そして後からやっぱり焚こうと、後手に回った京都市が声を出さねば良かったのに。保存会の意思を尊重するなら、そして放射性物質が検出された場合のことを考えたなら、要らんことを言うな。声を出すなら、少々検出されても500本ぐらいなら大丈夫!と決行したら男前やったのに。
今後の瓦礫処理への影響が出るのを恐れてと言う声も聞かれるが、震災は地域ではなく日本全体の惨事なのだ。力を合わせて、出来ることをやっていかねば復興は望めへんやろう。
ヘタレなお役所仕事にも腹が立つけど、いかにもな報道を続けてあおったマスコミも同罪だ。当日もバリバリヘリコプターを飛ばしてたし、あんたらには鎮魂の心がないんか?(もし消防の巡視へリやったらすいません)
被災地の方々は、自分たちが頼んだわけでもないのに、こんな結果になってしもうて傷つけられ、嫌な思いをしなくて済んだだろうに。騒ぎに関しては、とにかく現地の人に悪いという気持ちでいっぱいやった。
今さら言うてもなんの為にもならんけど、もともと限られた地域の行事であるなら、もっと違う形の鎮魂があったはず。

そして午後8時。大文字に火が点る。今年はなんか、点け急いでるように感じたけど。
写真は左大文字である。

こちらは船形。毎度のことながら、ボケボケのブレブレですんません。
京都人として恥ずかしい騒動になったし、申し訳ない気持ちでいっぱいやけど、京都の大多数の人は亡くなった人を送る心を持って手を合わせたはず。送り火に携わった人も、今年はいっそうの心を込めて焚いてはったと思う。

あとの四山も次々と点火され、京のお盆が終わる。しかしここまでブレると、抽象画のようである。
子どもの頃は送り火が終わると宿題が手つかずで焦ったもんやけど、大人になった今は夏の終わるんが惜しい。暑いけど、朝の一時のすがすがしさは四季のうちで夏が一番。陽の長いんも好きなんで、秋の訪れが寂しくてたまらない。
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言うのは簡単やねん ほんまに実行したり 送り火してくださる方は 歴史を背負ってはるし もくもくと続けなあかんし 今年は なんや ごたごたしたけど ずーっと鎮魂の思いを持つ続けはるんやし
ほんまは 焚いてもええのに思ったけど お子さんが小さいしとかってインタビューも聞くとそうかいろいろ考え方あるんや〜って思った そやけど なんや 申し訳ない形になってしもて ほんまに被災された方に なんとも言えん形になった 私 何年もかかって 思い続けなあかんことやなぁって思ったよ なんや みんなはまりがわるいなぁ