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120201食の王国1
2月1日は、宝ヶ池のグランドプリンスホテル京都で、「食べて知る京都『丹後・食の王国』の恵みセミナー」があった。野菜ソムリエのコミュで、お知らせが回ってたんで行ってきた。
会場はホテル地下の大ホール。京都府が主催のセミナーやし、しょぼいかと思うてたのに(失礼!)めちゃゴージャスで、ちゃんとセッティングされた宴会場であった。ひゃぁ〜ものすご普段着で来てるのに。
募集は70名とのことやったけど、来賓合わせて100人近い人が集まってはったみたい。

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後援は、京都府漁業協同組合連合会、グランドプリンスホテル京都、丹後活性化委員会、そして産学協同なんで京都府立大学食事学研究室。
京都府北部の農林水産関係の催しやから、まずは担当課の人から挨拶があり、次いで京都府の漁業と水産について、海洋センターの方から説明があった。
丹後と言えばカニとブリが思い浮かぶけど、サワラの水揚げが全国一なんやって(現在は福井に抜かれ2位)。京都は縦に長いので、海と接してる地域が狭い。そやし漁獲高は全国でもベベから数えたほうが早いのに。近年の温暖化が影響してるのか、サワラが山陰からだんだん北へ上がってきてるのね。

私が子どものころは、カニとハタハタは貧乏人のおかずやったし、よう食べた(ついでに丹波の松茸も)。それが乱獲や混獲(他のものを獲ってるとき一緒に網に入ってしまう)で資源が激減。1980年代は最盛期の1/6まで落ち込んだので、対策を講じるようになったそうである。で、今は網の目を工夫したり、禁漁区域・時期を設けたりで、徐々に盛り返してるそう。
大好きなハタハタも、近海の大ぶりなんは高うなってるけど、安価にたっぷり食べたいものである。
定置網や底曳き網の方法なども解ったし、勉強になった。

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次は農林方面から、「丹後・食の王国」についての最近の取り組み報告があった。山間のまち・丹後には平地が少ないので、開墾して設けた国営農場が幾つもあるそう。その何ヵ所かで、お茶を作ってはる。現地で煎茶に加工したり、お菓子を作ったりもするけど、「宇治茶」にもブレンドされているとのこと。
ここで違和感を抱いた人も少なくなかったが、そもそも宇治茶は宇治で育てたお茶だけのことではない。京都・滋賀・奈良・三重の気候風土が似通った場所で産出されたお茶のブレンド。それぞれの地で育った茶葉だけを和束茶とか近江茶とか固有の名で販売しはることもあるけど、問屋さんが買い上げてブレンドしたら宇治茶になるのだ。

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話の途中で、ウワサの「丹後茶」が注がれる。渋みはあるけど苦みのやらかい味。淹れ方にもよると思うし、だいぶぬるかったせいもあるやろけど、「はぁ〜おいしいお茶やんかぁ」と感動するには今ひとつ。そやけど、これからもっとおいしいお茶が作れるように頑張ってほしいね。
他にも、短くて収穫と持ち運びに便利な、丹後の短いゴボウ「ごぼたん」や、京丹後なしのハネモノを使用したソースの開発、郷土の味・ばら寿司の普及活動などについてレクチャー。同じ京都でも、なかなか北のほうへ行けへんので、食のイベントをもっとやって欲しいなぁと思うた。

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さて、セミナーの後は、お待ちかねの試食タイム。今日はこれを楽しみに来てる人が多いやろう(含む私)。とはいえ、「試食」と書いてあったんで、お魚を焼いただけ、果物を切っただけみたいなんがちょこっと出るんやろと思てたのに・・・・・会場の両側に立食パーティーのようなセッティングがなされ、料理が次々と並ぶ。
うわぁいっぱい出てくるがな。と、うれしい誤算。正直、お昼食べてきてへんで良かった。

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「ではどうぞ」という掛け声で、一同立ち上がり、行列を作る。見る見るうちになくなっていく料理。が、追加もどんどん来る。
スズキをしゃぶしゃぶにしてポン酢で食べるのは、作るのに時間がかかるし人垣ができる。そやし私はパス。

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こちらは地産地消のブイヤベース。あらかじめ彩りよう盛ってある具材に、熱々のスープを注いでサーブしてくれはる。

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てなことで、一口ずつお皿に盛っただけでも、このボリューム。
手前のきれいなのは、鮮魚と旬野菜のプレッセ。奥は鮮魚の山葵風味サラダ添え、メジナのエスカベッシュ、目鯛のシソチーズカツサンド。
しもたぁ、サンドイッチのボリュームありすぎ。ここで腹五分ぐらいになってしまう。

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しかぁし。一通りはと、ブイヤベースにチャレンジ。あっさりと淡泊でサフランが利いてないのは、たぶん魚介の旨味を前に出すためやろう。アイオリソースのニンニクがええアクセントになってる。
奥のお皿は、イカ飯、メジナの酢豚風、鰆・的鯛の粒マスタード風味。ああ、この鰆は寿司で食べてみたい。

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すでにリミットに近いお腹。が、料理長自らが焼いてくださる魚介類を食べねば。ここも最初は行列ができてて、魚介類が焼けるのを待ちきれへんお客さんが、付け合わせの野菜チップスだけをてんこ盛り持っていったはったので・・・

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添えは生野菜のサラダだけと相成った。が、向こうで盛りつけてくださったのは、んもう十二分な量。
かかってる柚子バターソースと小松菜のピストは薄味で、これならお年寄りにも喜ばれそう。私は若いので(爆)もうちょっとパンチがあってもええなと思たけど。

ここで、腹、キンキン。もうアカンいうぐらいになってしもた。
なんせ先の時間が押してたんで、試食タイムは30分ほどしかなく、これだけの料理が出てきたんで、みんな一所懸命平らげるのに必死。ガツガツと急いで食べたし、せっかくの素材と料理がもったいなかった。しかも、である。こんだけのご馳走を・・・・・飲み物は水とお茶だけ。同じなら、丹後のお酒も試飲させてほしー。

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食の王国をはじめ、パンフレットもいただき、京都の豊かな海山の幸を堪能できたイベントやった。
が、こんだけリッチなイベント、お金も相当かかってるやろう。同じお金をかけるなら、もっとオープンな場所で屋台形式のブースを設けて安価な有料で試食させるほうが良かったんでは?と思えた。そのほうがたんとの人が来て、口コミでも広がりやすいやろうに。
知事さんも来はるほど力の入ったイベントだけに、100人足らずの人間がガツガツ食べて終わりでは、もったいないなぁと感じた次第であった。

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ちなみに、本日いただいた料理のうち、最後によばれた丹後直送の鮮魚料理をはじめ、パスタやサラダをコースに仕立てた「ラ・メール デュ ジャポン(2,500円)」と、京の食材を使ったハーフポーションフルコースランチ「シャンティ(3,000円)」は、グランドプリンスホテル京都で2月29日まで味わえる。
北のほうまで行く用事があったら、ちょっと贅沢なお昼にどうぞ。丹後の幸はおいしいよ。