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120521一瞬1
ほとんど家にいるせいで、あんまり外でランチする機会がない。この日はたまたま午前中から出かけてたし、久しぶりの外ランチやった。場所は七条堀川を東へ行った北側。このあたり、気軽にランチできるとこが少ないねんよねぇ。
たまたま聞いてた「一瞬」は、向こうたものの11時半からの営業。着いたんは15分ほど早かったし、まだお店は準備中。他にどっかあるかなと徘徊すれど、これちゅうとこが見つからず、結局は時間が来たんで初志貫徹である。こちらは晩の割烹がメインとのことで、昼ごはんも和風の定食とお弁当を出してはる。

120521一瞬2
定食はメインのおかずが2品と小鉢が2つで800円。お弁当はそれに揚げ物と一品がついて1000円やったし、こちらに。
今日の献立はお造り(定食はハマチで弁当はマグロ)・サンマの味醂干し・糸コンと肉のきんぴら・ホウレン草のゴマ和え。これに弁当は春巻き・だし巻き・筍の木の芽和えがついた。
昼からいっぱい飲みとうなるようなラインナップであるが、青魚好きとしてはお造りはハマチのほうが良かったんと、味醂干しが硬かったんが惜しい。けど全体にあっさりした味付けで、だし巻きは熱々。食後にはアイスコーヒーも付き(タカラ焼酎ハイボールのコップで出てきたんはご愛敬)、コスパを考えたらまずまず。
ちょっとした食事処が少ないエリアだけにありがたかったわ。


120524チドリアシ1
こちらは近所にありながら、お休み(不定休なのだ)やったり満席やったりで、なかなか行けへんかった「チドリアシ」。昨秋の京都ドロップキックで最初に行ったきりの再訪である。
お呈茶のお手伝いで遅なったし、午後10時前のお一人様。

120524チドリアシ2
お店はカウンターと奥に小さいお座敷がある模様。靴を脱いで上がったら、意外と若いお兄さんがやってはる。まずはお通し、本日はヒイカとモズクの酢の物。それと、あったら必ず頼むポテサラ。ポテサラはオッサンの必需品やからね。
このポテサラ、まろやかな口当たりで、味付けがマヨネーズだけちゃう。ケチャップかソースか、なんか甘口のものと生クリームらしきものが混ぜてある。

120524チドリアシ3
お造りは、黒鯛の昆布〆、ヨコワ、鯖。この日の運が良かったんやろうけど、盛り合わせに昆布〆や鯖が入ってると小躍りする。味と量はごく普通やけど。

120524チドリアシ4
チドリアシは、おでんが名物らしい。「ずっとやってはるんですか?」と聞いたら、食べログにどなたかが紹介しはってから、おでん目当てのお客さんがあまりに多くなり、止めるに止められへんらしい(笑)
たしかに、ここのおでんは変わってる。定番もあるけど、おでん汁でサッと煮て冷やしたトマトとか、「おでんのポテサラ」なんちゅうのもあった。私はノーマルを注文したんで残念やったが、おでんのジャガ芋となんかをこね合わせてサラダ仕立てにしてはるようであった。うーん、そそられるっ。
で、私が注文したのはカボチャの湯葉巻き。カボチャはあんまり好きやないけど、湯葉が大好きなんで。軽くつぶしたカボチャがたっぷりの湯葉で巻いてあり、おでん汁でサッと煮て出してくれはったそれは、上品な煮物。
もう一つナスの梅おろしを頼むと(これもおでんのカテゴリーに入ってた)、揚げたナスにおでん汁をかけ、梅肉おろしが添えてあった。型にはまらへん、おでんの具材もしくは汁を活用した一品が看板のようである。
店主がおいしいと思わはったお酒を数種類置いてはり、私は「千代田蔵純米生原酒フクノハナ」をお願いする。これは開けたてで「まだちょっと硬い」と言わはったとおり、スッとした辛口やった。開栓してちょっと置いたんも飲ませてもろたけど、時間を置くほうがふくらみが出てとろりとおいしいお酒やった。
お代わりには石川の御祖酒造「遊穂」の燗酒をよばれる。こちらもククッとくる辛口で、お燗でいっそうキレが出てた。
若い人が多く、常連さんやお友だちが主でオバサンお一人様は浮いてたけど、居心地は良かったわ。


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