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前回、ネットでポチッたお酒の最後の一本。栃木県小山市の小林酒造「鳳凰美田しずく絞り斗瓶取り 純米吟醸若水 無濾過生酒」である。長いなぁ。若水という希少な酒米を55%まで磨いて造ってあるそう。
鳳凰美田は、香りも味もものすごきれい。どこまでも清らかな感じがする。
ブドウのような梨のような、澄んだフルーティーな香り。サラサラと爽やかな飲み口。
おかずは酒に合わせてホタテとキーウィのマリネや茶碗蒸し、堀川ごぼう(まだあるのだ!)の酢ごぼう、ヤマメのスモークにゼンマイの煮物など、あっさりめで。
が、メインに家で漬けこんだカレイの味噌粕漬けがちょっと重かった。私の好みからしたら、鳳凰美田はきれいすぎるのだ。女性受けする味やとは思うけど、もうちょっとどっしり感がほしいところ。味噌粕漬けはそういうお酒に向くアテやね。
魚に付け合わせたんは、同じく味噌粕で漬けこんだ菊芋。
美味しい美味しいスモークのまつだファームさんが、去年初めて栽培しはったそう。蕎麦パーティの時に石窯で焼いたんをよばれたけど、家では半分をオーブンで焼いたり煮物にして食べ、残りを味噌漬けにしてみた。
菊芋はゴツゴツしてて、パッと見は生姜みたい。けど、中はシャリシャリで、水クワイのような感じだ。焼いたり揚げてもええけどナマでも食べられる。ちょっとえぐみがあるので、そのままナマ食は好き嫌いあるやろうけど。
菊芋はイヌリンを含み、それが糖尿の人に良い。日本酒とかご飯とかをいただくときには嬉しいおかずやん。
魚は白味噌と酒粕やけど、こちらは赤味噌と酒粕の半々で。生姜漬けみたいに太めスライスにして、漬けて1週間ぐらいほっといたら、中まで味噌がしゅんで茶色うなる。
ショキショキした食感が心地良く、エエ箸休めになる。お酒にも合うけど、もうちょっとこっくりした純米酒のほうが旨いやろうね。
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