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先日、京都の水環境を考える「カッパの会」の主催で、佐々木酒造さんの勉強会があった。町家を改装したカスタネット町家サロンに集まったんは、約20名ほど。当日はカッパガールズという女子&ゲストの3名が佐々木さんに質問するという予定やったのに、1名欠席。知らんと行った私は急遽、入口で「今日は司会してね」と言われる。ええー、心の準備がっ。けど、好きな話なんで、喜んで席に座らせていただいた。一人だけ「ガール」でないのは勘弁してちょ(滝汗)。
主役はご存じ、佐々木蔵之介さんの弟・晃さん。いつもいつも、あの「お兄さんより男前の」という枕詞がつくイケメン社長である。

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佐々木さんにお酒のあれこれを質問し、答えていただく。そして自慢の新酒を紹介していただいた。
佐々木酒造は明治の創業やけど、当時は街中にも造り酒屋が130軒ほどあったそう。もっと昔、室町時代には350軒というから驚きだ。今では伏見に固まってるけど、街中も豊富な伏流水があるので酒造りには適している。茶の湯が盛んで、名水があちこちに湧いていることからもそれは伺える。
けど、我が家の近所にかつてあった酒蔵は、固定資産税があまりに高く、造っても経営が苦しいので廃業しはってマンションになってる。街中で酒を造り続けることが難しくなった現在、佐々木酒造(と、もう一軒、左京区の松井酒造が市街地に残る酒蔵)は貴重な存在なのだ。

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もちろん、きき酒もあるし♪ パンフレットに紹介されているお酒をほとんど持ってきていただいたので、いろいろ味わえてエエ気分に。佐々木酒造は、聚楽第と古都が主な銘柄である。
こちらはカッパの会オリジナルで作っていただいた「雅多露」。ガタロとは”カッパ”のことで、それに京都らしい字を当ててある。こちらを購入すると、売上の一部が保津川保全運動に寄付される仕組みなのだ。
よばれると、去年いただいたのより美味しくなってる気がした。聞いてみると、今年は大吟醸に用いるのと同じ酵母を使ったとのこと。へぇ〜やっぱり変わるもんなんやねぇ。

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佐々木酒造さんのお酒は、食中酒として京料理のようなあっさりした食べ物に合うよう造られている。いずれも軽やかで、出汁の繊細な旨味を引き立てるように造ってあるそう。口当たりが爽やかで、飲んでいると旨味がジワッと広がるようなお酒を目指してはる。
たしかに、原酒やにごり酒もするっと軽めで飲みやすい。女子受けするし、日本酒の入門編としてもすごくいいと思う。

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佐々木さんにお勧めのTPOを聞いてみた。そしたら、一般的に良く紹介されるマトリックスは、実は合わせにくいというか、ズバコンですすめにくいそう。日本酒は、ご飯に合うものなら何と合わせても美味しいし、もちろん肉でも魚でも、素材を選ばへん。そやし、晩秋から冬は新酒、今ごろは燗酒、そしてちょうど今ごろ仕込んだ良いお酒が仕上がる4月頃は大吟醸、夏はきんと冷やした冷酒、そして秋はひやおろし。
折々に美味しいお酒を飲むのが一番とのこと。ものすご納得させていただいた。
ほかにもタメになるお話しをいろいろ聞かせていただき、どうもありがとうございました。京都では市をあげて「乾杯に日本酒を!」というのを推進してはるし、おいしいお酒で日本酒ファンが増えますように。


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