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130220デッド寿司
可愛い女の子が凄惨かつ、けったいな状況に立ち向こうて戦う映画でおなじみ、井口昇監督の最新作が「デッド寿司」。去年、ぼっとん便所から出てきたウンコまみれゾンビや寄生虫と女子高生が戦う「ゾンビアス」を見たとき、すでにこの作品が海外で話題になってるという話やったので、公開を楽しみにしてたのだ。
ポスターから解るように、今度襲いかかってくるのは”寿司”である。人間が食べるのではなく、寿司が人間に食らいつく。なんで?
名人、天才の誉れ高い寿司職人の娘に生まれたケイコは、父を継ぐべく修行に励んでいた(なぜかその修行はカンフーなのだが)。しかしあまりの厳しさに耐えかねて家出し、とある温泉旅館の仲居になる。そこでも先輩仲居にいじめられたり、鈍くささを女将に怒られっぱなしやったが、下働きの澤田だけが唯一の慰めであった。
さて、この温泉旅館は花板の握る寿司が評判で、某製薬会社の社長一行がそれ目当てにやってくる。そのとき物陰から浮浪者が現れ、寿司に何やら注射すると・・・・寿司は殺人兵器に変化して、製薬会社の社員を次々襲うのであった。
浮浪者は製薬会社の元社員であり、偶然とんでもない薬(寿司に注射したヤツね)を発明してしもたことで、クビになっていた。この恨みを晴らすため、社長を狙ってたのだ。宴会場は血の海、パニックになった旅館で、ケイコは身に着けたカンフーを武器に寿司と戦う。実は腕利き寿司職人やったが、誤って妻を包丁で殺めて以来、包丁が握れないトラウマを抱えた澤田の力を借りて。

というお話し。なんでやねんというツッコミは聞かんかったことにする(笑) ツッコミ所はキリないし、おかしいのを承知で見に行ってるんやから。寿司も、トロは繊維のそれぞれが刃となり、炙りサーモンはジェットの火を噴く。イカは吸盤で人の顔に吸いつくし。最後に浮浪者自らが注射を打って変身した姿なんか、土佐の「カツオ人間」も真っ青である。唯一、ネタがめくれて歌い出す「玉子ちゃん」だけが愛らしく、他の寿司からいじめられてケイコに味方するねん。
そしてケイコの窮地を見てトラウマから脱出し、寿司職人としての腕を取り戻した澤田は、最後に見事な寿司を握ってケイコに食べさせる。「美味しい」とうっとりするケイコ。もちろん、ネタはさっきまで暴れてたヤツなのだが「大丈夫、神経は抜いてあるから」って。そういう問題とは違う気がっ。

バカバカしさとありえなさを見に行ってるんやし、頑張る美少女も好きなので、毎度のことながら楽しませてもろうた。井口昇監督は最高である。と同時に、いつも思うけど、皆さんこの映画によう出はったなぁ。特に、真っ黒の顔がとうてい旨そうに見えへん松崎しげるさんと、花板役の津田寛治さん。浮浪者はおなじみで、毎度マッドサイエンティストな島津健太郎さんやし驚かんが(笑)
こういう、娯楽に徹する井口昇監督、やっぱり好きやなぁ。次のテーマは、なんやろか。
ところで、この映画は約90分。娯楽映画ってこれぐらいの長さがちょうどエエねぇ。このごろは大作が多すぎるわ。


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