いつも来てくれはって毎度おおきに、うれしおす

13日は、野菜ソムリエ協会大阪支社で、セミナーがあった。テーマは『伝統と進取のハーモニー「京野菜のブランディングストーリー」』である。企画と進行は、野菜ソムリエの先輩で敬愛している民野摂子さん。きちんと仕事をしはる姿勢はいつも学ばせてもろうてる。そのわりに己には活きてないのだが、これは本人の資質に寄るところが大きい←ずぼらな本人(私だ)談。

講師はコミュニティ京都の前代表で、長いことJAにおられ、京野菜のブランド化や京野菜検定に尽力してこられた藤田正さん。今も自らの農園で珍しい野菜の栽培をしたり、農業塾を開いておられる。あじわい館の野菜塾も毎回お世話になっていて、お話の面白さは太鼓判なのだ。プロとしての知識はもとより、野菜にかける愛情がひしひしと伝わってくる。しかも、実際に現場におられた方ならではの努力や失敗、裏話も豊富。

冬の京野菜たち。
協会で行われるセミナーは、野菜そのものについての話や食べ比べが多いけど、今回は「京野菜」をブランド化するまでのストーリーである。これらの野菜が現在の地位を獲得するまでには、地道な努力があった。
昔から京都で食べられてきた京都の野菜。それを伝統野菜として特徴付け、京野菜という全国ブランドに押し上げた経緯。品質をどのように高めて均質化し、継続して栽培できるようにしたか、売り方やセールスプロモーションのコツなどを、藤田さんは丁寧にお話しされた。最初からそうであったように当たり前に食べてるが、このような尽力があって、「京野菜はおいしくて上質」というレッテルを獲得していたのだ。

藤田さんは、堀川ごぼうや聖護院かぶらを惜しげもなく切って、なじみのない人に断面を見せてくださる。で、「紫ずきん」は、実は黒豆の不良品(というか、デメリット)を逆手にとって、おいしい枝豆として売り出すようになったとのこと。願わくば、こういうお話をもっと聞きたかった。

途中で試食もあった。他府県産と京都産の水菜の食べ比べ(私は見事に外しました(^^ゞ) そして民野さんが前日から準備してくださった、聖護院だいこんの煮いたんと、金時にんじんのプリン。煮くずれしにくいのにやらかい聖護院だいこんの特徴を体感してもらうため、あえて限界ぎりぎりまでやらこう煮いたとのことで、口に入れたらとろける〜。これなら、歯のないお年寄りでも喉に詰まることはないやろう。きちんと面取りして梅型にんじんが添えてある芸の細かさ。味もしっかりしゅんでて、もっと食べたかった。
お猪口に入ってるのがご愛敬のプリンも、にんじんの甘さがカラメルのほろ苦さで引き立ち、おいしゅうございました。こんだけ準備しはるの、しんどかったやろなぁ。

しかもしかも、お土産までいただいて! 壬生菜と、藤田さんが朝早うから畑で収穫してきてくださったお野菜。縮みの入ったシューフリーゼ(サボイキャベツ)、珍しい紫のコールラビ、そして変わり大根。私の袋には、丸くて皮の赤い大根が入ってた。その上に、「祇園あべや」の京野菜のど飴まで頂戴し、京都のふるさと産品協会さんのクリアファイルや一筆箋もいただき、充実にも程があるちゅう内容。京野菜の話やけど、大阪まで出掛けた甲斐があった。
民野さん、藤田さん、お疲れ様でした。ものすご良かったです。知識として身につくだけでなく、講義に対する姿勢や進行などを拝見させていただくのもためになる。もっとも私には、このレベルで講義など、できそうにないが。
で、帰りは梅田で一杯引っかけて帰ろと思たのに、祝日のせいかあっちもこっちもお休み。ガーン。泣く泣く串カツで生中1杯だけで帰ったのであった←それでも行くオレ。


>←それでも行くオレ。
行動がほぼおっさん的でええね!