
島に幾つもある教会の一つ。ステンドガラスのデザインが漁港らしい。今回はあいにく、
教会へはほとんどおじゃますることができひんかったが、いずれも意匠が素晴らしい。


このように五島といえば隠れキリシタンが守ってきた教会のイメージが強いけど、島の宗教のベースは神道であり仏教である。漁の安全は神社に祈願しはるし、寺院も多い。江戸時代、五島家が治めていた名残は石田城跡にあり、その門が五島高校の入口になっている。カッコええ。で、周辺には武家屋敷が建ち並び、体験学習館や美術館などに活用されている。めぐらされた石垣に特徴があって、上に小石が積み重ねられているのがかいらしい。これ、怪しいものが忍んできたら、ころがって上りにくい上にうえに落ちて音を立てる。また、敵に投げつけることもできる、優れた防犯対策なのだ。現在は危ないので、きちんと固めてあるそうやけど。


島出身の山本二三氏の作品を展示する山本二三美術館。スタジオジブリの作品は、ほとんどこの方が背景を手がけておられる。そんな山本氏の作品が武家屋敷の中に展示され、建物を含めて見応え満点。中にはアトリエも再現され、雲にのって五島列島を散歩することもできる。ソファまで雲の形で、芸が細かい。


こちら、新上五島町の奈良尾にある、国の天然記念物のアコウ樹。樹齢は推定650年、根元が二股に分かれて、それが神社の鳥居代わりになっている。高さは25mで日本一大きいアコウだそう。室町時代からずーーっとここにある荘厳さが、伝わってくるパワースポット。根っこもすごい。

見晴らしの良い公園はツツジが満開やった。中央に輝くのは、長崎出身で平和祈念像も手がけた北村西望作の観音像。小さい公園やけど、すごく派手。
と、スマホではあんまり写真を撮ってないが、五島列島の奈留島・福江島・新上五島を駆け足でめぐった。風景はもとより、出会う人みんなの人情が温かく、すっかり気に入ったわ。
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