
福江港について、雨がぱらつく中、城跡付近をぐるっと回った。それから地元のボランティアガイドさんの案内で、福江島をぐるっと大回り。前回行きもらしたところをすべて回る予定なので、強行軍である。10時半からあっちへ寄りこっちへ寄りで写真を撮り、ちゃんぽんの遅いランチを食べて島の南西へ。

絶景ポイントとして知られ、映画「悪人」のラストシーンにも使われた大瀬崎灯台は、海にそそり出た断崖に立っている。山本一先生の写真をお借りしたけど、通常はこの絶景を西側の展望台から眺めるのであるが、私はどうしても灯台まで行かねばならぬ。ちなみに、天気が良ければこんなに素晴らしい光景なのだ。

市道から岬への脇道に逸れて約20分で展望台、その奥の駐車場までさらに10分ほど走ってもらう。で、降りたとこから1.2Km歩くのだ。ガイドさんと先生は別の場所へ、私一人が降りてテクテク・・・楽しいハイキングに見えるが、行きしは延々と下り坂。階段が整備されているとは言え、昼なお薄暗い山道はちょっとブキミである。しかも曇りで風が強いしサブい。そこを「まだかーまだかー」と言いながら歩いてると、やっと開ける。おおーすごい眺めである。

まだ、あの先まで行くのか・・・・誰にも会わず心細かったが、ここで家族連れに遭遇。若い家族で、お父さんは2歳ぐらいの女児をおんぶしてはる。うわぁそれで帰りはしんどいやろなぁ。さらに灯台の下では、4人の女性が休憩してはった。あぁ良かった。他にも人がいてうれしい。そのうちの一人が写真と撮るのに熱中してはったが、たいへんそうやった。というのも・・・・

今回の一番大きな目的は、これ。世界の3ヵ所(平戸、五島、済州島)にしか咲かないという、絶滅危惧種のシマシャジン。2cmほどの小さい花である。しかし、風がえげつなく強いので、可憐な花は揺れ動く。あとで知ったが、本当はもっと伸びてスズラン状に房咲きする花やのに、大瀬崎は風が強いので、こんだけしか生長しないそうである。もともと風の強い環境を好む変わった花らしいが、なんぼ風が好きいうてもここは激しすぎる?
とにかく写真を取り終え、帰るぞ・・・・行きが延々下りということは、帰りはずーーーーーーっと登りである。ひええええ。ゼハゼハ言いながら、帰りの倍、約40分かけて戻った。おまけに飲み物を忘れたし、休憩もただ座るだけ。行き倒れそうになりながら、あーしんどで帰りつき、トイレに寄って自販機の缶コーヒーを一気飲み。ようやく人心地着いた。ま、通常はせん体験やったし、良き思い出となったが。
ちなみに私の帰路、50代半ばと見える男性に会うた。「まだ2/3ぐらいやし、帰りはしんどいですよ」と言うたら「そうかぁ。が、ここまで来たら引き返すわけにもいかないし」と言いながら下りていかはった。がんばって!出口付近でも女性の二人連れに会うたけど、すでに4時前やったので、帰りはもう暗いやろなぁ。お気をつけて。
結局、展望台には観光バスが停まってたけど、こっちの灯台コースで会うたのは10人だけやった。ものすごい穴場である。

この日は天気悪いし、しんどいし。お楽しみの夕食は、目星をつけていたとこがいずれも満員。飛び込みで入った寿司屋は、扉を開けたら無人君やったんで嫌な予感がした。予感は当たり、一言も発さん無愛想な板さんの造った刺身はイマイチ、寿司もイマイチ。本日のおすすめというカマスの塩焼きなんか、ぶにぶにで食えたもんやなかった。さすがに食べものは残さずいただく主義の私も、お箸が全く動かんかった。唯一、キビナゴの天ぷらだけがまずまずであったが、いきなり2人前出てきたのにはたまげた。先生はほとんど食べはらへんし、一人でひとりで片付けて腹だけはふくれたわww
★★↓一日一回ポチッと押して↓応援よろしくですm(._.)m お勧めブログも満載★★

#京都