
天川村へ行った日は天の川温泉に入った後、来た道を戻って道の駅で車中泊。さすがGW、周辺のキャンプ場もほぼ満杯やったが、道の駅も車中泊の人で駐車場が埋まっていた。界隈にはごはんを食べるとこがなかったし、早めに鮎とアマゴの塩焼きやニジマスの唐揚げ、湯葉丼などを買こうておいて良かった。店が閉まった道の駅で、いちおう地の名産品を並べて夕飯を済ませる。そしたらもうすることもなく、早々と寝袋に潜り込んだんで、翌朝は4時半ごろに目が覚めた。標高の高い場所だけに、昨日の昼間は半袖でもいける陽気やったのに、早朝はジャケットを着ても震えるほど。気温はたぶん10度なかったと思う。顔を洗うてぬくいコーヒーを飲み、6時前に出発した。アテはないけど、帰り道の途中に吉野を通ってみた。朝が早いのでお店はどこも開いてないが、散策する人はちらほら。そのうち半分以上がインバウンドらしき人たちである。

おそらく開花のシーズンはさぞ素晴らしいと思える、桜の木に包まれた金峯山寺。ちょうど朝の法要の時間で、本堂から読経が聞こえてくる。ええタイミングやったわと、表から聞きながら参拝させてもろた。

それにしても蔵王堂は立派な建物だ。天正20(1592)年に再建されたという建物で、国宝に指定されている。浅草寺と同じように大きな提灯が威容をさらに高めている。内部の奥には秘仏の本尊・金剛蔵王大権現さまが3体いらっしゃる。大きな柱の隙間からお腹のあたりがちらっと見えるんやけど、それだけでどんだけ大きいかがわかる。あぁ全部のお姿が見たい。ちょうど特別開帳してはったのでぜひ!と思うたが、法要が終わるといったん閉めて、見学用に開けるのは1時間半後である。そこまで待たれへんなぁ、残念やけど。ということで先に紹介した「くまぶしくん」だけ買うて帰ったのだ。

国宝の山門は現在修理中なので、境内の愛染堂や観音堂、境外に建つ東南院の多宝塔などを
拝ませていただき、吉野を後にする。ほんまに桜の季節はきれいやろなぁ。人、多いやろなぁ。

吉野からちょっと北、宇陀市に入った。ずっと前にナント種苗さんの見学をさせていただいたとき、近くにええとこあるなぁと、ここも気になっていた土地である。そのナント種苗さんも前を通り、また見学させていただきたいな。で、道の駅大宇陀で休憩したら、表に「せんとくん」がいた。角に注意書きがぶら下がっていたが、このフォルムはぶら下がりたぁなるのは解る気がしたww そして、今は亡き「ライブインやまがた屋」の隅にひっそり置かれていた未来くん(すごく不気味な京都国体の牛若丸のキャラ)を思い出す。あの子は今ごろどうなってるのやろう。

大宇陀も城下町の面影を残す古い町並みが美しい。

酒蔵が並ぶエリアには、久保本家があった。ここの蔵元やったのね。


もう一軒の蔵元もエエ感じに改装してあり、お向かいの荒物屋さんもすごく良い。
「百貨店」いう表記とかっちりしたロゴもええやんかいさ。

観光案内所の前に掲示されていた、すごく見にくい地図ww これは地図の形をしたオブジェやろう。



街道を端までぶらぶらお散歩。天気は快晴なので影のコントラストが強すぎ写真が撮りにくい。

界隈で一番古いという建物。昔の商家の佇まい。

古い家を維持管理するのはたいへんでお金もかかる。うちの昭和初期モデルの町家でさえ、しんどいのだ。これだけ古い家の瓦なんて、全部葺き替えたら500万円、もっとかかるかな。ということでとりあえずネットでくずれへんように留めてはるんやろう。もしくは住む人がなく、空き家にとりあえずの対策かも。

土地の名産、吉野葛の看板。この街道には吉野葛の老舗で森野旧薬園というとこがあり、膨大な数の薬草を90歳を超えるご夫婦が管理してはるとTVで紹介してはった。ここも見たかったが、開館時間には早すぎた。

素敵な洋館もあった。エエ感じやなと思うて横へ回ると…

看板建築やった。

屋根の漆喰を丸く固めた瓦留めがかわいく、樋のデザインも良い。

史跡の旧松山城関門。ここまで行って引き返し、お寺さんの需要があるので朝早くから開いていた松月堂で「きみごろも」を買い、早めに帰宅したけど、ええ休日を過ごさせてもろたわ。食事と買い物があんあまりやった以外は。
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