
26日まで京都国立博物館でやってた「雪舟伝説」すべりこみで行ってきた。前売り券は早々と買うてたのに、毎度のことながら行くのはギリギリである(^_^; それにしても国立博物館の佇まいには日本画がよう似合う。

山水画だけに、館内の記念撮影スペースも顔出しではなく風景に溶け込む形式だ。雪舟は画聖と讃えられる日本で最も優れた画家であり、一人の作品が6件も国宝に指定されているのはこの人ぐらいなんだそう。歴史をたどって順に見てゆくと、勢いから枯れた風合いへと変遷していくのが興味深い。絵巻のように風景が連なり変化する様子を見ていると、そこに自分が溶け込んで絵のなかに入りこみ風景の一部になれる。あの有名な天橋立の絵も間近で観られたし。が、山水画・水墨画というのはどの絵も似ているので、だんだん飽きてくる(ゴメン)

雪舟は弟子を多く育てただけでなく、後世の手本となったので、後継者を名乗る画家や雪舟の画風を規範とする作品も数多く生まれた。そんなわけで雪舟風の絵がたくさん残されている。そういった作品も多数展示され、雪舟が描いた絵だけでなく後世に与えた影響も知ることができた展覧会。そこが「雪舟展」ではなく「雪舟伝説」だったゆえんである。会場の一角では「どれが雪舟でしょう?」みたいなクイズ形式のワークショップも開催されてて面白そうやった。行った時間も遅かったし、もう参加できひんかったけど。

観たいと思う展覧会はたいてい岡崎なので国立博物館へはなかなか行く機会がないけど、平成館から京都タワーを望むこの光景は良いな。特に夕暮れが良いので、冬場の閉館間際が素敵やねん。ちなみに会場はかなり混んでいたが、1/3ぐらいはインバウンドとおぼしき人やった。日本画は海外でも人気というより、海外から再発見されてる感じやね。
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