
お盆最終日、16日はご先祖のお見送り。お盆休みは15日までのとこもあるけど、京都では送り火の16日までが主流なので、まだ街にはのんびりしたファッションの人が多い。ま、暑いし観光客もかなりラフな服装ではある。さて、陽が暮れたら壬生寺へお参りする。


本堂の前では中堂寺六斎念仏をやってはった。この日は最終日なので、長老から小学一年生まで総出演とのこと。みんな一所懸命に鉦や太鼓を打ち鳴らしているので、おばちゃんじーんときたよ。私が行ったときは祇園囃子のまっ最中で、本家よりアップテンポで賑やかな太鼓踊りを見せてもろた。

境内の千体仏塔では、萬燈会を開催中。明治時代に市内の区画整理で集められたお地蔵さんや阿弥陀さん千体をパゴダに似せて安置した塔が、ほんわりした灯りで彩られて幻想的な趣だ。厳かに、賑やかに、ご先祖様を供養する行事に、私も手を合わせて亡き親族やご先祖を送る。


そして午後8時になると五山送り火、まずは大文字に火が点される。次いで他の山にも次々点り、その様子を見ていると夏が終わったなぁと実感するのだ。この夏は母が転倒して骨折、その後また転けて、あっという間に頭もボケてきた。折ったんは腕やのにデイケア以外は籠もってるから脚も衰え、介護が必要になった。なのでこの一月は、仕事の合間に医者へ連れて行ったり生活の世話に明け暮れて毎日忙しかった。すぐ汚すので洗濯物もハンパないし、食べもののは好き嫌いが多いので食べさせるのにも苦労する。区分変更が通って使えるサービスが増えたら少しラクになるが、それまではもうちょい頑張らんとあかん。というところに、伝統行事はホッと一息つける大切な時間。ご先祖さんこんな我が家を見守ってくださいね。そしてまた来年ね。
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