
伊勢丹の「美術館えきKYOTO」で中村征夫さんの写真展「海中顔面大博覧会」を観てきた。

行ったのは終了の前日やったけど、運良く中村さんのギャラリートークの日。穏やかでユーモラスなお人柄と語り口に魅了された。中村さんは秋田生まれで、60年ほど水中の写真を撮り続けてらっしゃる。椎名誠さんのエッセイに良く登場し、「もうじき背びれが生えてくる」と言われていた方。近年はさかなクンとも仲良しだ。

会場には海と海に生きるものたちが100点以上展示され、水族館へ行ったような気分になる。
海の中は色彩も形も豊かで、その鮮やかさに目を見張る。

時には「なんでこんな形になった?」と感心するようなオブジェっぽい生き物も。これはホヤの仲間。

この白い糸はイソギンチャクの精子。粘着質で海に漂い、卵に絡みつくんだそう。
自分が魚やったら、絡みつかれたらかなんなぁ。

クマノミのドアップ。かわいいけど、お母さんが子どもを守るために威嚇してるんだそう。こんな一瞬を捉えるために、時には終日潜り続けることもあるとか。タイミングと根気の勝負である。

そんな一枚。今まで、泳いでいる鱧の写真を取ったことがなく、世界でも例がなかったそう。ぜひ撮りたいと丹後の海に潜って数日経ち、諦めかけたところに一本の長い魚。思わずシャッターを切ったけど確証が持てないので、さかなクンに聞いたら「ギョギョギョ!これはまさしく鱧ちゃんですよ!!」。やったぁ〜の一枚なんだそう。地味な写真やけど、説明を聞くとすごく貴重な一枚ということで見方が変わる。

ミュージアムショップには写真集と並んで、さかなクンのサインが!
オリジナル白衣と魚ぬいぐるみも売ってたよ(^_^)
★★↓一日一回ポチッと押して↓応援よろしくですm(._.)m お勧めブログも満載★★

#京都