京都町家ぐらし

京都の町家に暮らす玉葱ぽんが、食べもんやお酒、愛犬との日々をつづるトボけた四方山ブログ。ベタなまち徘徊、トホホな情景も織り込んでおとどけ!

イカナゴ

目と舌に春のたより

230310平八茶屋1
先日、取材でおじゃました料亭は、お庭がとても広くてきれいやった。
落椿が春を告げ、風情を増している。

230310平八茶屋2
せせらぎの奥には小さい池があって、鯉が泳いでた。人の気配を感じ、わらわらと寄ってきて口を開ける。ごめんよーエサ持ってないねん。というても解るはずなく、パクパクしてるのを見ると申し訳なくなってきた。いつぞや、南郷水産へいったときは、えげつない量の鯉が押し寄せていっせいに口を開けてた。他の鯉の上に身を乗り出し、今にも陸に上がらんばかりの勢いのもいて、持ってる麩(鯉の餌)があまりにも少なく「悪いなぁ、みなに当たらんで」と思うたのに比べたらかわいいものであるが。あの時の鯉は、ヒッチコックの鳥みたいやった。

230317公団の大島桜
さて、ぬくなってきて桜のつぼみもほころびかけてる。
公団の大島桜も一つ二つ咲いていた。

230317スミレ
「足下も見てー」と、声をあげるスミレ。あんたもかわいいで。

230319山椒
かわいいといえば、我が家の山椒の木も新芽が出てきた。
今年も枯れんとありがとう。竹の子出てきたら、木の芽和えさしてな。

230316江里ちゃんの釘煮
そんな春の気配を目で楽しんでたら、舌にもうれしいたよりが。学生時代から仲良しのエリちゃんは神戸出身で、京都に引っ越してからも毎年イカナゴの釘煮を炊く。ダンナさんいわく「あれは風土病やさかい」とのこと。そんな味の春だよりを届けてくれはったのだ。今年のはちょっと大きめで食べごたえある。このサイズ、すごく好み!濃いめのにごり酒に合わせたら、五臓六腑に染み渡る、春。いつもありがとう、ごちそうさま!

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魚もろた

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170320メジナ・ハマチ1
こないだの連休、釣り好きの仕事仲間が「久しぶりに釣ってきた」と、釣果を届けてくれた。大きなメジナとハマチである。もろた日は、ハマチの片身をお造りにしてよばれる。で、翌日はもう片身をづけにして、洛いもとろろの山かけ&あら炊き。メジナは片身の半分をオリーブ油でマリネし、もう半分は昆布〆。2枚におろした半分はハーブ塩をまぶしてジップロック、残りは味噌粕漬け。余ったアラは「犬にもあげてや」と言われたんで、コンニャク飯に炊き込んでやる。
そんなわけで3日目の晩ご飯は、余った漬けをタルタルに、マリネした身をカルパッチョに。ハーブ塩をまぶしておいたんはオリーブ油をかけてローストした。付け合わせは、シシトウのくたくた炒め、インカのめざめの塩茹でバター、文旦・リンゴ・レタスのサラダ。分厚い身はむっしりしてて食べごたえ抜群!

170320メジナ・ハマチ2
そして4日目は昆布〆と、丹後名物ばら寿司。おつまみは納豆スプラウト、クリームチーズと沢庵のもろみ和え、珍しい鰹菜が手に入ったし、さっと湯がいておひたしに。鰹菜は、出汁で味を付けんでも、みりんと醤油だけでエエお加減になる。ただし出汁みたいな風味を感じられるのは温いうちだけであるが。

170320メジナ・ハマチ3
ばら寿司は、あら炊きの残りから身をほぐし、甘辛くそぼろにしたのを混ぜこんである。一緒にきんぴらの残りを混ぜたら、風味がようなってアラ独特の臭みも消えて一石二鳥。あら炊きときんぴらの味が濃いので、ご飯にはお酢しか混ぜてないけど、お加減ちょうど。

170322メジナタタキ
で、5日目。昆布〆の残りを酢でしめてきずしにし、さっと炙る。

170322メジナポテトグラタン
ローストした身とインカのめざめも食べ切れてないし、これはほぐして合わせ、シシトウの残りと新タマネギを加えてグラタン皿に。ここにピザチーズとマヨネーズ、黒コショウをたっぷりふって、北欧風のグラタン。これまた生臭みがなく、香ばしくて上々。とても残り物とは思えへん。知ってるけど(^^ゞ

170320メジナ・ハマチ4
ちなみに、4日目の晩ご飯を賑わしてくれた、旬の味・イカナゴのくぎ煮。これは毎年、仲良しが作って届けてくれる、季節の風物である。神戸から丹後へ、そして京都に引っ越してからもずっと作り続けているのだ。この季節になると血が騒ぐらしい。ご主人曰く「あれは風土病やから」。イカナゴ炊きたい病、というのがあるらしいww
今年は不漁で漁期が限られていたとかで、いつもより大ぶり。けど、私はこの大きいほうが好きなんよね♥ エリちゃん、いつもありがとう!今年もおいしかったよん。

170322天寿
お酒は秋田の天寿酒造さん「天寿 旨口純米酒」。マリーゴールドから作った花酵母で醸してある。純米酒やのに、鼻腔をくすぐる香り。が、イヤミはない。ふくふくした飲み応えがあり、きれいめの甘さを感じる。ばら寿司なんかとの相性が良い。1升瓶で2000円ぐらいやったかな、コスパ抜群。
というわけで、貰いもんでたらふく魚を堪能した。釣ってきた仕事仲間のみっちょさんは、こうしてああして食べたちゅうと、「そんだけくまなく食べてくれたら、あげ甲斐があるわ」。おおきにごちそうさま!また釣ってきてね。
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