京都町家ぐらし

京都の町家に暮らす玉葱ぽんが、食べもんやお酒、愛犬との日々をつづるトボけた四方山ブログ。ベタなまち徘徊、トホホな情景も織り込んでおとどけ!

ペット霊園

ムサ、小さなって帰ってきました

220831ムサお別れ1
翌朝、お風呂でごべごべになっていた顎の下やお腹とお尻を洗ってやる。我が家の犬は歴代お風呂と医者嫌いやったけど、もれなく湯灌をしている。最後に大嫌いなお風呂に入れてごめんな。
それにしても、長い寝たきり生活ですっかり痩せこけ、骨に毛皮が貼り付いてるだけという感じであった。最盛期は33kgちょいを誇った体重が19kgを切るまで下がってたしなぁ。獣医さんでも「心拍数が落ちているし、赤血球が減っているところから造血する力ももうない」と言われてたし。つまり、緩やかに終末へ向かっていたわけであるが、庭へ落ちてそこへ急いだのは本犬である。ムサ、なんでや(T_T)

地味な犬やったしかいらしいバスタオルを掛けてやり、お花も追加。そして最後のほうまで食べていたドーナッツや玉子煎餅も足す。しっかりお食べや。途中、昔なじみのデザイナーさんがお焼香に寄ってくれた。彼女はムサを「男前や」というてかわいがってくれてはったし、こうして来てくれはるのはありがたい。
ところで、暦の上では秋というてもまだ暑い。ペット霊園には31日に予約したんで、それまでにムサがいたんだらアカンと、同居人がドライアイス屋さんを探して買うてきた。それが・・・・10kg!なんぼなんでも多すぎひんか。ムサの周りに置いてやると、よう冷える。触るとひんやりして気持ちよいけど、31日に連れていくときは足とか凍ってた(T_T) ちなみにドライアイスって高いのね。10kg6380円やった。

220831ムサお別れ2
220831ムサお別れ3
ペット霊園について、観音様の前で読経(のテープ)していただき、火葬場へ。
もう、これでお別れかと思うとまた泣けてくる。ムサ、ありがとうな、安らかに。

220831ムサお別れ4
前日は深夜に大雨が降ったが、今日は晴れてくれたんはムサが止ましてくれたのかも。が、川の水はすごい濁流だ。8月半ばにもえげつなく雨が降り、ペット霊園の休憩所は土砂崩れで使えなくなっていた。なので待ってる間はお散歩する。ペット霊園だけでなく、このあたりはあちこちに土砂崩れの跡があった。

220831ムサお別れ5
220831ムサお別れ6
おつうは初めての場所が珍しいのか、うれしそうにあちこちをクンクン。が、表情はやっぱり寂しそうである。最近の装置は火力が強いのか1時間ほどで上がったので、戻る。ムサのお骨はぱるより小さかったが、尻尾の骨がどの犬よりもシュッとして長かった。ムサのポンポンみたいなふさふさ尻尾は自慢やったしなぁ。

220831ムサお別れ7
小さくなって帰ってきました。お気に入りの小屋スペースで寛いでいます。おつうはこの日から私らの間にはさまっておねだりしたり、お骨のそばに寝たり。やっぱり寂しいんやな。そんな様子が、また不憫で悲しい。

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最後のお別れから月命日

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141120クー2
クーが寝たまんまの姿であっちへ行ってしもたんは、先月の19日。あれからちょうど1ヵ月経った。
クーによう似た、京都市動物園のご長寿熊・さくらさんも、つい最近あっちへいかはった。そのニュースを知って、もっくりした後ろ姿を思い出し、クーのこともまた懐かしくなる。

141120クー1
翌朝は呆然としながら急ごしらえの祭壇に線香を手向け、生きてるときに食べたかってであろう好物と命を繋いでくれた流動食、いただいたり買うてきたお花などを供えた。

141120霊園1
そして翌11月20日、北白川のペット霊園へ行く。先代のぱるとぷんてもここでお骨になった場所である。4年前と変わらぬ佇まいで、観音様が迎えてくださる。ほんまは馬頭観音やけど、小さい子が怖がるので普通の観音像を置いてはるねん。そして録音の読経が流れ、お焼香して焼き場へ。

141120霊園2
しばらくして焼き場へ行くと、クーはごちそうとお花に囲まれていた。何度見ても、、まだ生きてるような顔がせつない。顔と四肢にこびりついた食べかすや汚れは洗うてやったんで、真っ黒のきれいなわんこである。

141120霊園3
最後のお別れ。やつれてはいるけど、毛皮がやらかい。その毛皮に顔をこすりつけてさよならを言うと、
涙が止まらん。いつまでもこうしていたい。

141120霊園4
霊園は昔のまんまであったが、焼却炉が新しなったらしく、わずか45分ほどで焼き上がるらしい。
ちょうど盛りの紅葉が美しく、別れの場との対比がまた涙を誘う。

141120霊園5
待ってる間、ムサを連れて付近を散歩する。ムサは、普段とあんまり変わりない様子で、初めての場所をワフワフと嗅ぎ回る。おそらく大きなシェルターにいたんで、仲間の死や別れに慣れているせいかもしれん。がっくりきてる様子がないのは寂しい気もするが、それは人間の勝手な思いかも。

141120霊園6
しばらくして戻ると、クーは骨だけになっていた。尻尾の先まできちんと並べ直されたお骨に、しばし見とれる。ここはきちんとお弔いしてくれはるし、こういうとこがありがたい。しかも、この日はお弔いが立て込んでたので、犬連れで入れへん別室にてお骨拾いの予定やったのに、後から来たご家族と入れ替えしてくださり、ムサと一緒に拾わせてもらえた。ま、ムサが拾うわけではないが。

141120霊園7
のど仏。壺に下から順にお骨を納め、最後に載せて頭蓋骨で蓋をする。
ちっさなったな、クー。

141120霊園8
帰りは濃い夕焼けであった。ぱるの時は、それはもう一年に何回あるかというぐらい
綺麗で鮮やかな夕焼けやったけど、今日の暮れようも美しい。

141120霊園9
そして、いつも寝ていた場所に帰ってきたクー。ちんもりと。
全身まっ黒けの犬やったし、壺の袋はスイートなピンク色にしてもろた。

141120ムサとクー
ムサ小屋の前なので、ムサは線香が煙たいみたいで、この後は玄関口で寝るようになったけど。
そういえば、クーは滅多にこの小屋スペースには入らへんかったのに、18日に獣医さんから帰ってきてからは、しきりとムサ小屋へ入りたがった。ムサとぎゅう詰めになり、ムサが閉口してた。今思えば、あれはお別れの挨拶やったのかもしれん。
そして、この日はたまたま、同居人と私の二人とも空いてる日であった。ここから後は、市の日や、私の泊まりがけ出張とか終日取材とかで家を空けがちになるし、世話の時間をどうやりくりするか考えていた。
これも今思えば、迷惑をかけまいとしてくれたのではないか。潔い生き様というか、男前やなぁ、クー。慮ってのことやったかもと思うと、またうるっとくる。ほんまにありがとうな。

141215お参り1
1ヵ月の間に、いろんな方からお悔やみやお参り、御供えを頂戴し、今週の頭。最初にクーを保護してくださり、毎年散髪をしていただいてたボランティアの美人トリマーさんコンビが、お参りに来てくださった。本当は今年も散髪してほしかったのに、こんなに小さくなってのご対面が申し訳ない。

141215お参り3
玄関先で寝ていたムサにも愛想してくださる。ムサは愛想なくてすんませんm(._.)m

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クーにはこんなに立派なお花をいただいた。咲き誇るヒマワリは、元気やったころのクーに似合うね。いなくなってからも、こうして来て下さり、ほんまにありがとうございます。愛護と保護活動に尽力し、あとあとまでつながりを持ってくださる彼女たちには、感謝の気持ちでいっぱいだ。
クーを保護したときの話を懐かしく聞きながら、「最初見たときは顔つきがきつくて、今にも噛まれそうで恐かったのに、すっかり穏やかになった」って。そういうてくださるのはうれしいが、もっともっと長く生かしてやれんかったのは残念でならない。

141215お参り4
そしてムサにもお土産を。腕の隙間からおやつを狙うムサ。
お前、愛想ないくせに、食べ物見たらとたんに性格変わるな。

141215お参り5
美人トリマーさんが差し出してくれはるおやつを狙うムサ。いやしさ全開で飛びつくので、写真を撮ってくださってもブレる。ブレた目がシールを貼り付けたようで笑えるわ。
我が家にはもう、高級希少犬種はおらんっ、いてるのは意地汚い雑種だけやぞ。
そういいながら、大事にしてるんやで、ムサ。

ぱる、小さくなりました

ブログネタ
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101029ぱるのお供え
ぱるに、たくさんのお悔やみの言葉、ありがとうございました。前に友だちから「ひょっとしてぱるは、京都で一番、あちこちに露出した犬と違うか」て言われたけど、そうかもしれん。介助犬や盲導犬、すごい特技を持った犬でもないのに、いろんな人に見守られてきた雑種犬やね。

そんなぱるに、28日は友だちやら近所の人などが弔問に来てくれはった。花と好物に囲まれ、幸せそうなぱる。

101029ぱるを箱に収める
ここ数日は冷えこんだのに、明くる日の昼を過ぎても、まだほんのりあったかい。穏やかに寝てるだけ、にも見える。そやけど、もう、お別れの時間が近づいてるの。

29日の午前中は取材仕事があったんで、昼に帰って、ギリギリまで縁側へ寝かせておいたんを、箱に入れる。体がまだ柔らかい。ぷんての時は厳寒の2月やったせいもあるけど、わりと早い時間から硬直してたのに。
そう言うと同居人は、「硬直するような筋肉がもうないし」。そうなのか。骨と皮だけに痩せこけてたんで、硬くなりようがないのね(泣)

101029ぱる最後のお別れ
2年半前に、ぷんてを火葬してもろうた北白川のペット霊園の斎場まで行き、そこで最後のお別れ・・・。
ここでお参りを済ませたら、もう熱いとこへ入れられるんや・・・・。そう思うと、無性に泣けてくる。名残惜しく何度も撫でてやり、頬ずりしてニオイを確かめる。あああ・・・秋刀魚が生臭うて、ぱるのニオイがわからへん。

霊園の職員さんは「変わったものをお供えですね」と言うてはったけど、ぱるは背の青い魚が好きやったのよ。体臭もなんとのう磯臭かったし、特技は雨降らしやったし。風呂は嫌いやのに、水に縁のある犬やった。

余談ながら、この斎場の仏壇には普通の観音様が安置してある。お札はちゃんと「馬頭観音」なんやけど。馬の顔をした仏像は、見ようによっては怖いらしい。それで、お別れに来た家族の中には気持ち悪がる人や、幼児が泣くこともあるので、「おかしいのはわかってるけど、普通の観音像にしています」そうである。

101029ぱるのお骨
最近の焼き場は煙が出ず、ゆらゆらと陽炎立つ煙突を見ながら1時間。この時間は、たまらなくしんどい。
そして、ぱるが、こんなになって出てきた。
この写真も、かなん人が居はるやろうし小さくしてあります。今日も全部の写真、クリックしたら大きくなりますが。

ぷんては22kgぐらいでお別れした。そんなわけで中型犬と大型犬の間の料金であった。ぱるは痩せて15kg切ってたんで、中型犬サイズの料金かなと思うてたんやけど、「持った感じは軽いんですが、この骨のしっかりした感じはとても中型犬の料金では焼けません」ということで、結局はぷんてと同じ料金に。
確かに、出てきた骨はものすごく立派やった。

職員さんも、たくさん高齢の犬を見てきてるけど、こんなにしっかりした骨の犬は珍しいとのこと。特に、腰骨とか頭の骨がものすごきれいやし、歯もきちんと残ってると感心してくれはった。説明しながら何度もそう言わはるので、あながちお世辞でもないみたい。
「ご飯しっかり食べて、たくさん運動させてもらってきた犬ですね」と、褒めてくれはったのがうれしかった。

あまりに立派すぎて小さい骨壺には入りきらへんかったけど、歯と足の爪は見つかるかぎり全部入れてやった。向こうでもたっぷり食べて、ぷんてと走り、ガウガウとぷんてに噛み付かんとあかんしね。
もちろん、キュートな尻尾も、端っこのつんと尖った骨まで残さず入れてやった。

101029夕焼け
斎場へ行ったのは午後3時半で、帰りは5時。
台風がきてるというのに、こんなに綺麗な夕焼け。あまりに美しすぎて、また涙が出てくる。私らが遊びに行こうとしたら雨を降らす犬やったのに、今日は予報にもかかわらず、エエ天気やったな。


そんなぱると、もう一頭いたぷんてが、まだ元気で賑やかやったころの話を綴った、京都の言葉で書いた京都のワンコ本を読み返してくださいませ。
爆笑・激怒・感涙をさそうこと、うけあいです
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