
「ひやしあめ」知ってる?どうも京都とその周辺の一部にしかないソフトドリンクらしい。コンビニや自動販売機が普及してなかった時代は、商店の軒先に夏場だけコーナーができ、「ひやしあめちょうだい」いうたら冷蔵庫から柄杓でコップに注いでくれた、夏の風物詩である。10年ほど前まではまだぽつぽつ見かけたけど、コロナ以降はすっかりなくなってしもた。壬生川高辻にあるこのお店も、閉めてしまわれて「ついになくなってしもたか」と残念やったが、こないだ通ったら再開してはった!

「くださいな」「はいー」冷蔵庫を開けて、シャリッとみぞれ状になったひやしあめをジョッキに汲んでくれはる。以前はかなり高齢のおじいさんが震える手で入れてくれはったが、今は息子さんが入れてくれはった。と、会話の中でわかった。一昨年、94歳で亡くなられたとのこと。それまでも作るのは自分で売るのはお父さんに任せてたけど、今は自分だけでやってはるそう。いつやめてもええようなもんやけど、わざわざ来てくれる人がいるので再開されたそうである。

ジョッキに注がれたひやしあめ、たっぷり入って200円。見るからに旨そう(^_^) べっこう飴を溶かしたのに生姜を効かせた素朴な味わいで、甘さすっきり、冷たさもあって汗が引く。この日も39度近い気温やったし、ありがたさひとしおである。と、四方山話をしながらよばれてたら、また買いに来るお客さん。ボトルを持って大量に買う人もいるそうで、何度も仕込む日もあるとか。京都ではここだけになってしもたかもしれん、ひやしあめ。頑張って続けてくださいね。

仏光寺通りの壬生松原郵便局横の路地を北に上がり、西へ曲がったとこにある町家の菓舗「歩」
さん。みたらし団子や季節の和菓子の店であるが、夏場だけかき氷をしはる。氷の旗が目印。

丁寧にかいてくれはった氷に自家製蜜たっぷり。先客はイチゴを食べてはったが、私は和紅茶レモンに。色は地味であるが、紅茶のほろ苦さとレモンの酸味が相まって、ただのレモン氷より大人の味わい。小ぶりのカップも体がキンキンに冷える前に食べてしまえるので、うれしい。丁寧に作られたかき氷が税込594円て、申し訳ないようなお値段である。もうちょっとしたらイチジクもラインナップされるかも。これがまたおいしいんよね。入り組んだ路地にある隠れ家的なお店やけど、わざわざ探して来るお客さんが多いのも頷けるわ。
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