京都町家ぐらし

京都の町家に暮らす玉葱ぽんが、食べもんやお酒、愛犬との日々をつづるトボけた四方山ブログ。ベタなまち徘徊、トホホな情景も織り込んでおとどけ!

京料理展示会

なんと119回目の京料理展示大会

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京料理展示大会へ、あじわい館仲間のT様と行ってきた。なんと今年で119回目、明治10年から行われている、ものすご伝統ある展示会なのだ。毎年、みやこめっせで開かれてたけど、今年はあじわい館とディリパ京都の2会場で展開しはった。

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名だたる料亭の料理展示はあじわい館の7階で。ふだんは3階のミュージアムしか行ったことがないので、上まであがるのは初めてである。ややコンパクトな会場には、さまざまな表現の料理がずらり。

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萬重さんは毎年、趣向を凝らしたお膳で、種類の多いお手間入りだ。手前の笛型の陶器に入ったものがわからず悩んでいたところに、うまいこと料理人さんが来はったので聞いてみたら、白子と肝を寄せたんだそう。料亭は季節行事や祭に合わせて、その時期にしか使えへん器をたんと持ってはるのもすごい。

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黒で揃えたソリッドなお膳もあった。スタイリッシュやけど、ヨダレは出てこんな。

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細工物としてすごく頑張ってはる。骨や鱗の造形、この隣には竹の子をさまざまに象った作品も展示されていて、技術的には見事やけどヨダレは…魚のヒレでメジロ、午年なのでウマヅラハギで人参をくわえた馬、いずれも頑張ってはるが…以下略

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こういう盛り合わせは技術的にきれい、かつおいしそう。

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鯖の皮の青いとこ白いとこを市松にした力作。5mm角ぐらいのを組み合わせて
あり、時間かかったやろなぁと思う。奥のイカを桜にした寿司も繊細である。
こういうのはあくまでも観賞用としての作品やね。

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こっちの大きめの市松は標準的な大きさでホッとする。奥の垣は麺?を
一本ずつ昆布らしきもので結わえてあり、やはり手間がかかっている。

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スッポンの名店の展示物。実物ではなく模型であるが、この小さい丸いものが何かわからんで悩みまくり(中央のは餅と卵黄である)。たまたま近くで見てはった、他所の料理人さんに聞いてもわからへん。スッポンの卵?殻ごと入れへんか…謎が深まったけど、帰ってからT様が「あれは雑炊がグツグツ煮えてる気泡を表現してあったんでは?」とメッセージをくれはった。なるほど!

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もう一つ、何かわからんかったもの。「鮑みたらし」と書いてあった。つるんつるんのゴム羊羹を出したとこみたいな球体、おそらく鮑の身と肝をそれぞれ固めてあんかけにしてあると思われるが、中にはなんか入ってるの?どうやって固めてあるの?すごいなめらかなんはなんで?と謎は尽きひんかった。実物を食べてみたい。

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ディリパのほうにも乾物と生物で作った海辺の風景が展示されていた。こちらの造り物は
おからを固めて彫刻してあるらしい。波はくずきりね。

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ステージでは生間流式包丁が終わったとこで、さばかれた魚を持って片付けてはる最中。
こういうのを拝見させていただくのも楽しい。

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仕出し屋さんの講演。であるが、仕出しに関係ない話がほとんど。お話し上手で
講演というよりめちゃめちゃ面白い漫談を聞かせてもろた感じやった。


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イベントもいろいろ京料理展示会

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京料理展示会は、料理作品の展示以外にもいろいろあった。入口を入ってすぐのところには料理の神様、山蔭神社の分祀が。お賽銭をあげて拝んでおられるのは料理か食材関係の方やろう。御供物の盛り付け方にプロの意匠を見た。

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舞台では舞妓さんの舞いもあって、今はちょうど終わったとこ。
花街へ戻らはる後ろ姿だけ撮れた。

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代わって舞台は、料理屋直伝の料理教室。今回ははり清のご主人が登壇されていた。

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続いて出汁巻き作りコンテスト。少年の姿も見え、慣れへん道具で一所懸命に巻く姿が頼もしかった。
きれいに巻けたかな?他にも式包丁の披露や、ブースでは調理師学校の料理教室などもあったが…

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すごい!と思たのは料亭の出汁飲み比べ。中東さんの鮭節(そんなんあるんや!)出汁は珍しかったし、精進出汁は煎り大豆の香ばしさが特徴的やったが、昆布&鰹の同じ素材を使うてはってもその分量や抽出時間によって味がぜんぜん違う。以前、取材させていただいた料亭で「贔屓の料理屋というのは、そこの出汁の味が気に入って通うもの」とご主人が言うてらしたのに納得やった。そして各料亭が、自分ちの出汁レシピを公開してはったのも太っ腹やった。和食が世界遺産になってから10年経つけど、新たに認定された日本酒と共にますます進化していくなと感じさせる展示会やった。

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話は変わるが、NTTギャラリーで行われていた「京都からすま市電通り」は、市電が走っていたころの京都を写した写真展。市電が走る京都市街はのどかで車の台数も少なく、半世紀の間の変貌に目を見張った。私は鉄分があんまり多くないので、市電より背景の町並みに目を奪われたけど。もう無くなってしもたデパートやお店、なにより市電の停留所が道のど真ん中にあって、それだけで界隈の表情が今とはころっと違う。町並みを見て当時を思い出し、キュンとした展覧会やった。懐かしい写真を撮り、保存してくださってた愛好会の皆さんどうもありがとう。

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名だたる京料亭の逸品を目で味わう

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毎年恒例の京料理展示会へ行ってきた。京都料理組合の主催で府下の100店以上が参加し、今年は118回目になるそう。すごい歴史ある催事なのだ。会場のみやこめっせには、料理関係者を中心にお客さんがたんと来てはったが、ここ数年はインバウンドが目に付く。

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あじわい館でお世話になっている料亭さんや、五大料理の系譜を伝える料亭さんの展示が興味深い。萬重さんはいつもお忙しいのに、毎度、渾身の作品を出してこられる。ちゃんと寝てはるか心配になるぐらい。

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料亭さん、寿司屋さん、専門料理のお店が加盟してはるので展示内容はさまざま。それぞれの得意を活かした作品が並ぶ。この小皿料理なんか、こんなん出されたらずーーっと飲んでいられそう。お寿司は箱庭みたいで、サンタさんがいるのはご愛敬。

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季節らしいお題を料理で表現したものもあり、松井さんのリンゴは手鞠みたいである。来年の干支にちなんだ作品もあり、牛蒡の蛇が面白い。けど、蛇は絵にしにくいよね。

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なかひがしさんの作品は大胆かつ完結。お正月の初夢にちなみ、えびいもの富士山に、茄子と鷹の爪をあしろうてはった。

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河豚の調理師さんとこは、河豚提灯や食べられる河豚の展示(写真)をしてはったが、食べられる部位とアカン部位の展示が面白かった。肝は見るからに脂が乗って旨そうで、毒さえ無ければ鮟鱇よりおいしいに違いない。と、展示を見て回るのは楽しいが、食べられへんのは残念。という人のために特製のお弁当も販売されていたが、お店で食べるより安価なのでほとんど売り切れてたわ。

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