
かつての草津宿には数多くの旅籠があった。その中でも大名など身分の高い人が逗留したのが草津宿本陣で、国の史跡に指定されている。日本に現存する本陣の中でも最大級だそうで、近年修理されてきれいに蘇ったとのこと。時間が少しあったし、立派な門をくぐって見学させてもろた。入館料は240円と良心的である。
別棟には資料館があり、関札や浅野内匠頭に吉良上野介などが名を連ねる大福帳も展示されている。あいにく現在はまた耐震工事中で、来年3月までは休館しているが。


ずどーんと通じる畳敷きの廊下。繁忙時にはここにも泊まったらしい。もちろん主客は
特別な部屋にお泊まりだが、そこからは手入れされた庭が一望できた。


本陣の当主は材木商で、その住居と店舗スペースも立派。帳場の奥には現在も使われているらしい仏間があった(現在の住居は別棟になって、本陣の奥にある)。店と本陣が立派なら土蔵も立派。4棟もあり、さらに味噌や醤油を保管する物置が別に設えられていた。

えらい人が泊まる「上段の間」は座敷部の一番奥にあり、一段高い置畳にさらに分厚い座布団が。
上は格天井やし、床の間に違い棚を配した書院造りで御簾や障子も豪華である。


湯殿も広く、外敵からの攻撃に備えるためにスペースを取ったらしい。お湯は屋外で沸かしたのを運んでいたそうで、冬はめちゃめちゃサブかったろうな。お湯で温もるはずが湯冷めしたりして(T_T) お便所だってこの広さ、しかも畳敷き。お殿様が下痢の時は掃除た〜いへん(T_T)


界隈には他にも旧家を改造した観光案内所や神社仏閣など、由緒ある建物が点在している。本陣の近くには創業170年の料亭「魚寅楼」があり、朱塗りの外観が艶めかしくて素敵だ。本館・奥座敷・塀が国の登録有形文化財に指定されていて、今も本陣料理の伝統を受け継ぐ会席がいただけるそう。温泉はなくてもちょっと散策するのにええ街やわ。
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