京都町家ぐらし

京都の町家に暮らす玉葱ぽんが、食べもんやお酒、愛犬との日々をつづるトボけた四方山ブログ。ベタなまち徘徊、トホホな情景も織り込んでおとどけ!

宮城

綿屋!

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170803綿屋
いっぺん飲んでみたいと思いながら、入手困難なんで飲めへんお酒がある。綿屋もその一つ。が、仙台のねーさん様が、「買えたので」と送ってくださった。うれしかぁありがたかぁ\(^O^)/
しかも毎年スペックが変わるという実験的なブランド、綿屋倶楽部(コットンクラブ)の純米生原酒である。造っているのは宮城県栗原市の金の井酒造さん。口に含むとこっくり甘く、酸が強め。私は酸の強いお酒ってあんまり好きちゃうねんけど、これはしっかりした旨みがシュッと切れる感じで酸を感じるので、気にならん。むしろ心地よい。甘どっしりしてるのに、くどくないので、食中酒にピッタリ。たぶん瓶詰めしてから半年以上経ってるし、余計に味がのってるせいもあったんやろう。 

170803晩ごはん
一緒に送ってくださった、鳴子名物しそ巻き、たまたま買うてた笹かまぼことい名物コンビニは特によう合う。あとはどぼ漬け、トマトとオクラの焼きびたし、冷や奴、モヤシと壬生菜の和え物、鶏の唐揚げ、ナスの生姜味噌炒め。さっぱりしたもんより濃いめのもんに合うなぁ。おかずも酒も進んで困る。
ねーさん様、貴重なもんをおおきにでした。おいしい(て困る(^^ゞ)お酒、ごちそうさまでほんま感謝です!

ありがたい立春朝搾りと宮城の幸

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140210一ノ蔵立春搾り
先週末、仙台のねーさん様から、ものすごーくうれしいプレゼントが届いた。誕生日祝いなんやけど、今が旬の立春朝搾りをわざわざ予約してくださったんで、節分が過ぎてからになったのだ。お祝い事は遅いほうがエエていうし、めでたさ倍増!
「立春朝搾り」とは、立春の未明に搾ったお酒をその日のうちに詰めはる。それを地域の日本名門酒会加盟の酒屋さんが蔵元まで取りに行き、近くの神社でお祓いを受けてから売らはるそう。旧暦の新年にふさわしい、縁起のええお酒なのだ。今年の参加蔵元は39蔵で、皆さんお揃いのラベルを使わはる。宮城の有名な一ノ蔵もその一つで、中身は特別純米生原酒。
そしてもう一本は、宮城県名取市閖上の佐々木酒造店の「閖(ゆり)」。こちらは震災で町が壊滅状態となり、創業140年近い由緒ある酒蔵も瓦礫に埋もれてしもうた。が、1年後に、仮説蔵でわずか4人の酒造りが始まり、生まれた奇跡のお酒なのだ。通常は「浪の音」という銘柄が主力やけど、復興の志を込めて新しいお酒は「閖(ゆり)」と名付けられたそう。立春とは違うありがたさ&めでたさ、それも涙が出るくらいありがたいお酒である。

140210へそ大根
ねーさん様はほかにも、宮城の名産をたくさん詰めて送ってくださった。「へそ大根」もその一つで、輪切りにした大根に紐を通し、じっくり干してある。冷気にさらされ、しっかり凍みた大根は、戻し汁でそのまま煮るとふっくらする。天然の甘みが濃いし、みりんや砂糖など不要で、味付けはお酒と醤油だけで滋味を堪能できる。
へそ大根の古里・丸森町は、ここんとこの大雪でたいへんなことになっているらしい。どうか皆さんご無事で、救援が円滑に行きますようにと、祈らずにはおれない。

140210東北の幸
そんなわけで、晩ご飯は宮後の幸をメインに。へそ大根、すりクルミで和えたキノコとブロッコリー。鳴子のしそ巻き。たまたま買い置きしていた仙台麩と豆腐を甘辛う煮て京セリをあしろうたんは、宮城と京都のコラボ(笑) 豆腐とおあげさんを煮た「夫婦だき」の仙台麩バージョンである。
あとは節分豆を醤油とみりんで炒りつけたんに、豚の塩麹漬け、蕾菜の味噌漬け、母のお裾分けだし巻き。この蕾菜は福岡の特産やし、京都で北と南の幸が巡り会うたわけである。添えてあるのは、まつだファームの松田さんにもろうたホースラディッシュをおろし、端っこのおろせへんとこを醤油麹で漬けてみたもの。ピリッとしてなかなかイケる。おおーこうして見ると、今日は皆さまの善意で成り立っとるな。
いただいたお酒は、さすが一ノ蔵。キリッと辛いけど、舌がしびれるような辛さではなく、生原酒のこっくりした感じと初々しさ=やさしい甘さの中に、芯が通ってる感じ。そして閖は、実は口に含んだときに熟成したような華やぎのある香りがして、ちょっと苦手かなと思うた。ところが少し時間が経つと、まるみのある風味というか、素朴な旨味が出てきた。たぶんそこには、造りのご苦労が滲み出てるんやと思う。
どちらも郷土の美味と相まっていっそうおいしいが、どっちか言うたら海のもんのほうが合いそう。残りは魚と合わせてよばれよう。造り手の皆さん、送ってくださったねーさん様、ありがとう!大切にいただきます。そして復興と元気をお祈りします。

しみじみしみる日本の酒

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111117宮城地酒1
カレーラーメンに引き続き、ちょっと頂き物のコレクションを。昔から好きやったけど、近年、特にお酒の中でも日本酒が旨いと思う。我が家は、「米」言うたら固形より液体になったんで消費するほうが遙かに多い。ま、主食としての酒、やね。
そんな私に、仙台のねーさん様が送ってくださったお歳暮。宮城の小さい蔵のお酒詰め合わせである。
幸いなことに、宮城は震災で壊滅状態になった蔵はないとのこと。米のほうも心配やけど、ちゃんと収穫できて放射性物質は検出されへんかったって。そやし今季も無事に酒造りが出来たというのは、誠に喜ばしい。

こちらの3種、ねーさん様が「小さい蔵なので、おそらく飲んだことはないのでは?」という予想通り、すべてお初なんがごっつうれしい。

111117宮城地酒と
どれどれと、飲み比べてみた。いずれも東北のお酒らしい、キリッとした辛口である。これは決してけなしてるのではないが、鼻に抜ける香りがアルコールっぽい。ちゅうよりセメダインみたいな香りがする。が、口に含んでいると、米の酒らしい旨味とほのかな酸味が湧いてくるねん。
写真は栗駒山やけど、3つの中では栗原市・萩野酒造の「萩の鶴」が一番気に入った。すきっとした口当たりの後から、お米の旨味がジワ〜っと伝わってくる。この栗駒山は、かなりキレのいいお酒やった。

せっかくやし、おかずも和風で。きずしと大根の和え物、おあげさんの巾着煮、ノドグロの干物を焼いたんに、なぜかポテサラ。ポテサラは、おっさんのアテとしてはデフォやからね。
あとはチリメンとくるみの甘露煮(これもねーさん様からの頂き物)、大根皮の胡麻醤油和え、そして福島の手が込んだ紫蘇巻き大根漬け。こちらは震災復興屋台で買うたもの。どれもお酒が進むもんなんで、またもや飲みすぎたわ。

120124宮城地酒
さて、こちらは誕生日に送ってくださった名醸5種セット。宮城でも大きな酒蔵の純米酒である。一の蔵や浦霞、蔵王は有名やけど、他の二つは知らんかった。こういう、少しずつお味見できるのはほんま、ありがたい。いろいろ飲んでみたい私の心を見抜かれてる(笑)

120124宮城地酒と紫蘇揚げ
このとき一緒に送ってくださったのは、鳴子名物の紫蘇巻き。胡麻とくるみたっぷりの甘いお味噌を紫蘇で巻いて、油で揚げてある。
これ、実は父が好きやった。もっとも昔は今ほど各地の物産展なんてやってへんかったし、滅多に食膳には上らへんかった。たま〜に、お正月なんかにチロッと出てきたんよね。これを囓りながらちびちび飲んでいた父。私もおやつ代わりにお相伴してた。

今は生協の共同購入でもたまに出るんで、懐かしいし買うんやけど、今ひとつ。
が、これは紫蘇の風味が揚げてあってもしっかり残り、胡麻とくるみがメチャ香ばしい。ねーさん様のお母様が、「紫蘇巻きならこの店!」と決めてお取り寄せしはるんやそうで、確かにジモティの舌をうならせる旨さ。
キリッとした辛口のお酒と甘うて油と味噌のコクがあるアテ、あか〜んまた二日酔いになる〜。
ねーさん様にも、おおきにありがとう。毎度ツボで、うまうまです。

しみじみした味、へそ大根

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110317へそ大根1
震災から、早10日。いたましいニュースの合間に、助け出された方の話が舞いこんでくるとうれしくなる。まだ、どこかで難の逃れて救出を待っておられる方がいらっしゃるかも。希望を捨てずに、こらえてください!
被災地である仙台にお住まいの、ねーさん様。入江敦彦さんファンクラブ(のようなもの)で知り合い、保護猫を飼ってはるということもあって、我が家の犬にもあたたかい心をくださった。
ぱるのお悔やみには人間が大喜びの牛タンを送っていただき、ずいぶん慰められた。そんなねーさん様が、「この季節だけの特産品」と送ってくださったのが「へそ大根」。

110317ヘソ大根2
産地は、仙台からはだいぶ山のほう、なんと私の高校時代の先輩が住職を務めるお寺がある町だ。
ほぇ〜こりゃ奇遇。
へそ大根とは、輪切りした大根を棒に通して干したものやろう。形が、ほんまにおへそみたい。ユーモラスである。素朴においしそう〜。
ムサも欲しそうに見上げるが、これこれ、お前のおやつとちゃうでぇ。

110317ヘソ大根3
「水で戻し、戻し汁で煮てください」と書いてあったので、ひたひたの水で戻す。で、そのまま煮てみた。だしは入れんと、細切りした昆布を加えただけ。

110317ヘソ大根4
あんまりぐにょぐにょになるまで水に浸けとかんと、少し芯があるぐらいで煮たし、程良い歯ざわり。表面は炊きまくった大根みたいにちょっととろっとしてるけど、中のほうはシコッとした歯ごたえである。
戻し汁に昆布少々やのに、なんとも言えん日向の味と香り。味付けは淡口醤油と塩少々、みりんをチロッとだけやのに、けっこう甘い。これは元の大根がよっぽど甘いんやろう。
クミクミシコシコ、じわ〜っと染み出す日向っぽい風味。切り干し大根とはぜんぜん違う、分厚さの食感が美味。
ねーさん様が太鼓判を押された特産品だけある。これはうまい。

届いた翌朝、御礼メールを送ってほどなく地震があった。その後、ねーさん様やご家族の無事がわかって胸をなで下ろしたんやけど、あちらではぬくい煮物も食べにくい状況ではと思う。そんな時に、しみじみと美味しいものをよばれるのは申し訳ない。
けど、ねーさん様のやさしい気持ちがこもった、ほんまにエエモンでした。ごちそうさま。
ねーさん様、まだまだたいへんな日々が続くと思いますが、どうかご自愛ください。一日も早い復旧をお祈りしています。
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