京都町家ぐらし

京都の町家に暮らす玉葱ぽんが、食べもんやお酒、愛犬との日々をつづるトボけた四方山ブログ。ベタなまち徘徊、トホホな情景も織り込んでおとどけ!

洋館

長崎へ その五 市街のラスト

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長崎市街はグラバー園でけっこう時間がかかったんで、急いで港へ戻らねば。というても歩いて戻るぐらいの時間はあるので、オランダ坂を通ってゆくことにする。途中、坂から見下ろすように、瀟洒な館がぎっちり建ち並んでいた。

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石段を降りてゆくと、爽やかなカラーリングの洋館が並んでいる。屋根は瓦葺きやのに、その対照が面白い。
内部は、こういう町並みを保存するための活動拠点や資料館などになってるみたいやった。

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このあたり、海星学園とか活水学院とか、良家の賢いお子さんが通うカルチェラタンなんやね。

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活水学院の向かいには、かつて湊会所やった建物。
昔の建物好きとしては、界隈をゆっくり見て回りたかった。

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名残惜しいなと思いつつ、中華街までおりてきた。中華街は神戸と似たような感じやけど、もっとコンパクトかと思うてただけに、意外と広くて驚く(失礼!)。ここにも修学旅行らしい中学生がたんと歩いてた。

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この日は快晴でごっつ暑かったし、名物のチリンチリンアイスをいただく。
おばちゃんがヘラでアイスをバラのように盛ってくれはって300円也。

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はい、できたよ。
さっぱりしたアイスクリンは、こう暑い日にはうれしい。あぁおいしいなぁと半分ぐらい食べてよそ見し、続きを食べようと思たら・・・・ない。握っているのはカラッポのコーン(T_T) アイスは軽く乗ってるだけで、傾けた拍子にべちゃっと落ちていたのであった。地面を見ると、たしかに白い固まりが。周りの中学生に笑われていたに違いない。


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モダン建築

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京都市京セラ美術館で12月25日までやっている「モダン建築の京都」。リニューアルオープン1周年の記念展覧会で、もちろん当美術館もその一つ。明治〜昭和初期の建物が大好きな私は見逃せへん。といいつつ、ギリギリになってしもたが。

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会場は京都市内の名だたる洋風建築の設計図やイメージ図、内部の映像などで構成されていた。家具調度も展示してあり、中には実際に椅子に腰掛けて記念撮影できるスポットも。けっこうおじゃましているのだが、見てないところは非公開であるのが惜しい(なので見てないのだが)。上は大丸ヴィラで下はフランソワ喫茶室。大丸ヴィラは隅々まで素敵なのだが、椅子は硬うて座り心地が悪かった(^_^;

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堀川通りの団地、中はこんな感じやったんや。当時としてはかなりモダンな造りやし、
照明やダストシュート、水回りのタイルが素敵。原宿の同潤会もこんな感じやったよね。

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花山天文台で実際に使われていた観測用具なども展示されていた。

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建築家がお施主さん(やったかな?)に宛てた葉書はユーモラスで絵が上手い。
大好きな建物以外にもいろいろ楽しめたわ。

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こちらは和風建築やけど、京都で12月いうたら南座のまねき。
これを見たら、あぁ年の暮やなぁって思うわ。

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レトロビル巡りのあとに立ち飲み

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月初めに大阪へ行った。まだこのころは今ほど厳重に警戒してなかったし、用事が終わってから北浜界隈をちょっと散策。何遍見ても、このあたりは洋館が素晴らしい。建物の形や古び加減もええけど、装飾が素敵よね。

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内部も漆喰壁に木の扉、昔ガラスや凝った(シンプルなんもそれ相応に)
照明器具に見とれる。ここは事務所の窓口みたいなとこがオシャレ。

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3月初めやったし、ちょうど「商家のひな祭り展」をやっていた。あちこちのビルに飾られたおひなさんは、昔の大店に育ったお嬢様の持ち物やったんやね。下の写真はイマドキのかわいい創作びなみたいやったけど、どちらもビジネス街に華やぎを添える。あと、道修町は薬品会社が多いので、その展示品や昔の宣伝チラシなどを見て回るのも面白かった。

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そして午後5時になったんで、前から訪れてみたかった立ち飲み「ひさまつ」さんへ。北浜の駅近く、路地にひっそり佇むお店やけど、アテの種類が豊富&おいしいことで知られている。そやから私の後も続々とお客さんが入ってきはって、6時前には満員になった。ほんまにメニューが二百近くあると思う。で、どれもこれもおいしそうで安いのだ。こんなとこ、職場の近くにあったら毎日まっすぐ帰れへんな。

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まずはスパサラ。ここのはごまドレッシング風味でちょっと和風。ビールにも日本酒にも合う。金あんでいただく湯葉蒸しや、鰺の昆布〆には蛇腹に包丁を入れたキュウリと長芋が添えられ、上品な味わいで仕事もきれいである。スタッフさんもキビキビ感じよく、お酒の種類もたんとあるし、ほんまええわあー。一人ではあれこれ食べられへんし、誰かモリモリ食べる人とまた行きたい。

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岸和田ええとこ・その4

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建物は日本家屋だけでなく、洋館もたんと残ってる。岸和田は空襲におうてないから、こういう建物がそっくり保存されてるのやろなぁ。もちろん残そうと意識せんと残らんので、たくさんの人が大切に守る志を持ってはるのやろう。こちらはかつて銀行やった建物である。

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自転車置き場まで古いまんま。今は使うてはらへんやろけど、こういうのまで残ってるのがうれしい。

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中央会館。公民館みたいなものかな。中ではフリマやカルチャー教室などをしてはるみたい。
古いまま、大切に使うてはる。

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ここも昔、銀行やった建物。やっぱりアーチ型のファサードが美しく、中はきれいに改装してありそう。

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道すがら、買い食い。地元で有名なうどん屋さん「こふじ食堂」。夏には大きなかき氷が出るそうで、岸和田名物のくるみ餅をのせた、氷くるみ餅がうまいらしい。来年、食べてみたいんで、仕事が続きますように・・・。
ちなみにくるみ餅は堺も有名やけど、岸和田のくるみ餅はあんこが大豆でできている。ベージュ色してて、まろやかなやさしい味やねん。

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で、歩きながら食べるんで、名物のアイス最中を。実は、ちゃんとした形のは230円で、このちょっとへちゃげたB品は70円。味は変わらへんのやし、そらB品選ぶわな(後日、ちゃんとしたんも食べたけど、さすがに最中がさっくりしてアイスもたっぷり入ってた。高いだけの値打ちはあった)
昔懐かしい乳脂肪の少ないアイスクリンで、あっさりしててうんまかったよ〜。

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さて、南海の駅からまっすぐ通る商店街へ戻る。ここには和洋折衷の結納屋さんがある。
蔵を改装しはったような建物。

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この向かいあたりにあるお好み焼き屋さんも昭和レトロな構え。横の壁にはなんかの蔓が成長しまくり、うにょうにょ。どこから生えてる・・・・と思うたら

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なんと!店の中から。うーむ。これは中に入って見ねばなるまい。ちなみにこちら「双月」は、中からとろ〜りと玉子の黄身がとろけ出すオムライスが名物なんやそう。これも食べてみなあかんな。

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アーケード街には、NHK朝ドラで使われた「コシノ洋裁店」のセットがそのまま残され、
ギャラリー兼観光案内施設になってる。

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もう一軒、ドラマに登場したドレスやミシンが展示された「オハラ洋装店」もある。

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私はドラマを見てへんけど、この水玉がポップなワンピはいいねぇ。

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メインストリートに抜ける、細うて入り組んだ商店街が幾つもあり、隠れた漬物の名店とか食堂があるみたい。ここはかつてスナックやったんかな。イマドキのアーチストが面白がって使いそうな建物である。

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生活臭漂う路地裏には、猫も。 い・い・ね!

初めて見た、中之島公会堂の中

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水都フェスティバルの日。中之島のシンボル、大阪中央公会堂が、普段は入れへん貴賓室を特別に公開してはった。そら、見せてもらわんと。

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大正7年に建てられ、設計は辰野金吾と片岡安。それでどことなく東京駅に似ているのだ。外観も美しいが、内部も贅を尽くした意匠に目を見張らせられる。天井が高くて漆喰と大理石、分厚い木の扉が見事に調和。ああ、消火器が残念だ。

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階段はこんな感じ。柵や手すりのアールは情緒満点。

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細かいところまで細工が行き届き、全体を見渡したときにバランスの取れた美しさを醸す。

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壁の一部がえらい汚い…と思うたら、これは改修の後をわざと見せてはるそう。何度も何度も塗り替えられてきたことがわかる。
近年は平成14年に大規模な改修が行われたとのことで、そやし壁も真っ白できれいなんやね。

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さて、貴賓室は和洋折衷なデザインで、扉には豊穣を意味する彫刻が。

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ステンドグラスは大阪市の市標・みおつくしとおめでたい鳳凰をモチーフにしてある。ほんまはもっと大きなアーチ型の窓やけど、携帯では中央部分を撮るのがやっと。

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天井と壁面には神話が描いてある。こちらは工業と農業の神様やったかな。

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天井は、日本誕生のお話。イザナギ・イザナミに「あめのぬぼこ」を遣わされた、国産みのシーンである。ところで、天井やし描きにくいのはわかるけど、イザナミの顔がイマイチ。う〜ん。これもイザナミが逃げた原因かも?!

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和洋の意匠、職人技の粋を集めた部屋はほんまに素晴らしかった。
ええもんを、しかもタダで見せてもろてラッキーやったわ♪


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近江八幡レトロ建築めぐり

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私にしては写真点数が多いので、UPを延ばし延ばしにしてた日帰り旅行。
4月下旬に、yume様と湖東の近江八幡へ行ってきた。yume様は滋賀県民やし近江八幡はよくご存じながら、私のリクエストに応じてお付き合いくださった。ありがたや〜♪

なんで近江八幡へ行きたかったいうと、ヴォーリズ建築がたくさん現存しているからだ。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、明治38年に八幡商業高校の英語教師としてアメリカから来日。83歳で亡くなるまでずっと近江八幡に住み続け、日本人・一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)として近江の発展に尽くした人。メンソレで知られる近江兄弟社を興したり(現在の商標はロートが所有し、メンタームになってる)、建物の設計も数多くこなした人である。

ヴォーリズの建物は、端正なフォルムをしている。京都の東華菜館みたいに凝ったデコレーションの建物もあるけど、初期の作品は清楚な趣である。
近江八幡駅を降りて大通りを八幡山の方向へ歩くと、まず出会うのが八幡小学校。こちらは大通りを曲がったところにある正門。

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こっちが大通りに面した佇まいで、シンメトリーの校舎はすっきりしている。

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あっ!駅からはこの教会のほうが近かった。駅の北、東西に通じる道には近江金田教会が建っている。

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こぢんまりした、いかにも教会な建物。白壁やアーチ型のエントランスが素敵である。
コテの跡が残る壁が素朴で、窓のデザインは瀟洒ね。

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ヴォーリズは個人住宅もたくさん建ててはる。小学校から西へ5分ほど歩くと、レンガ塀に囲まれた「池田町洋館街」が見えてくる。ここは大正期のアメリカ風モデルハウスなんやって。

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今も個人が住んではるので、見学は塀の外からだけ。ここは5軒ほどある住まいの中でも一番有名なお宅らしい。ああ、中を見たい。

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こちらは住宅街のちょうど真ん中、近江兄弟社が所有する建物。昔はヴォーリズが住んではったそう。表が開いていたので外観をぐるっと見せていただいた。

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登録文化財に指定され、近年思いっきり改修されたそう。そんなわけで新築みたいな風合い。ほとんど古さを感じひん。イマドキの家かと思てしもた。

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水色のドアが清々しくて、ここはアメリカ〜ンな感じ。

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門の上に取り付けられた街灯は昔のままかな。蔦がエエ塩梅に絡まり、そそられるわ。

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住宅街の一番北側にある建物は、初期の和洋折衷な佇まいが濃厚だ。瓦屋根と杉皮の壁に暖炉の煙突が目立ち、なんとも言い難いミックス感である。

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横から見るとこんな感じ。昔はおそらくこの庭で、バーベキューとかしてはったんやろうね。
かつてのハイソな暮らしがしのばれる。

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この家の洋風造りな部分のアップ。ここも近年塗り替えてはるみたいやけど、淡いピンクベージュがカチッとした建物に柔らかさを与えている。窓の向こうはカントリーな台所なんやろう。

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ここも教会。ヴォーリズはキリスト教の伝道にも力を入れてはったので、この小さい町に教会がたんとある。その中でも、ここは大きくてしっかりした造りである(すまん、名前忘れた。汗)

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ここはアンドリュース記念館やったかな?わりと最近、ヴォーリズ建築であると発見されたそう。ええー見たらすぐわかりそうなものやのに。お弟子さんの作とかもあるのかな?

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こちら、旧八幡郵便局。小ぶりでスパニッシュ風の意匠が特徴な初期の作品。現在はヴォーリズ建築保存再生運動「一粒の会」が管理してはり、中も自由に入れる。

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この小さいスペースも美しいね。今は地元の絵画展とか、ヴォーリズ関連の資料を展示してはり、一角には骨董屋さんが店開きしてはった。

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こちらはヴォーリズ記念館。晩年のヴォーリズが亡くなるまで日本人の奥さんと住んではった家やそう。昭和39年まで生きてはったので、近所のお年寄りには「窓から外を見るヴォーリズさんを覚えてる」という人もいはるみたい。
晩年の作品にしては、和洋折衷の風合い。たぶん日本が好きやったのやろなぁと思わせる、温もりを感じる建物だ。

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こちらは近江兄弟社学園。今も学校として現役である。新しい学舎も増築されてるけど、古い建物もちゃんと保存してある。ええねぇ。

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こちらは、現在観光案内所として使われている白雲館。今までの建物とイメージが違うなぁと思たら、ヴォーリズではなかった。明治10年に、近江商人がお金を出し合うて建てた学校の跡であった。ちょっとオリエンタルというか、これが日本人のテイストなんやね。

と、洋館をめぐり歩いたが、近江八幡は近江商人の故郷。もちろん素晴らしい和の建築もたんとある。次回は引き続き、和の建物めぐりを。



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横浜洋館三昧

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港散策のあとは橋を渡って南へ 「象の鼻」の象型ソフトクリームも気になったけど、ちょっとサブいんでパス。
見えて来たんが『横浜税関』の塔である。「横浜三塔」というらしいが、手前の丸いのんが横浜税関のクイーン、向こうに見える四角いのは『神奈川県庁』のキング。言われてみたら、そんな感じやね。
そしてもうちょっと南へ歩くと、赤レンガ造りの『横浜市開港記念館』が見える。これはジャックらしい(今日も写真はクリックして見てね)。
甲乙つけがたいけど、クイーンが一番優雅かな


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まずは『横浜市開港記念館』に入ってみた。大正期の名建築は、開港50周年の記念に市民の寄付でできたそう。ステンドグラスが見事で、高さ36mの塔へ上がる階段もアールデコな感じ。この階段、上がれへんのやけど


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2階のホールにもごっついステンドグラスがあり、天井の細工やシャンデリアもステキ〜。講堂はイベントをしてはって入れへんかったけど、たぶんエエ感じなんやろう。京都府庁に通じるものがある。


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こちらは、横浜税関のキャラ「カスタム君」。立派なレトロ洋館の前で異彩を放ってた。女子の「カ〜ワイ〜イ」を狙うたゆるさながら、けっこう人気者らしい。ホムペではペーパークラフトがダウンロードできる


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今度は『横浜税関』に入ってみた。開港からの歴史を記した年表や貿易のあれこれなどお堅い展示に混じって、密輸や偽ブランド商品、ワシントン条約該当品なんかの展示が興味深い。が、偽ブランド品の展示は型が古くて苦笑い。こんなん、もう流行ってへんのと違うか
ワシントン条約該当品のところには、象の足を使うたイスが展示されていた。あまりに趣味が悪すぎて、象が気の毒になってくる。殺されたあげく、こんな不細工なモンに加工されたら象も浮かばれへんやろう。シートに使われてるシマウマ(オカピかも?縞の色が薄いよね)も
その横の、某アニメキャラの石像にも苦笑い。こういうのは、よう見かけるからね。近所の石材屋さんでも見たなぁ。あれは、あまりに実物と違いすぎてお縄を頂戴せえへんのか


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税関の南の道を西へ行くと、これまた由緒ありげな洋館が。『日本郵船歴史博物館』である。ミュージアムショップには、気になるもんがたんとあったわ。食器とか素敵なんやけど、ちょっと高い。この博物館は氷川丸とセットで見られるとのこと。私は、どっちにもあんまりそそられへんし入らへんかったが。


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それにしても、このあたりには立派でレトロな建築がたんとあるね。神戸の旧居留地もそうやけど、こうしてしっかり残ってるのはありがたい。資料館として公開してへん建物のオブジェも凝ってるなぁ。どこやったか、忘れたけど(汗)

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馬車道をずんずん下がったところにあるのは、『神奈川県立歴史博物館』。明治時代に銀行として建てられただけに、お金持ちな雰囲気が漂うてる。ここも天井にステンドグラスがはめ込まれ、格調高い光を放つ。
ほへ〜かっこええ〜〜と、レトロな洋館を堪能したのである

続・大津ぶらぶら

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大津徘徊の続き。旧街道の近くには、ほんのり洋風の店もあった。ここは本屋さんかな。思いっきり和風の瓦葺きに突き出た三角屋根やアーチ型の窓が、洋館してる。昔は、ハイカラな本屋さんやったんやろね(写真はクリックで大きぃしてね)。

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ちょっと中を覗いてみたい教会もあった。隣の窓は、この教会とは違う。ごく和風の家の2階だけが、窓にちょっとした装飾を施してあった。さりげなく、小粋

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ここは旅館かお医者さんの跡みたい。かなり寂れてたけど、昔はモダンな家として評判やったんと違うかな

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町家の表だけに看板を取り付けた「看板建築」は、京都の商店街にようある形。大津にもけっこう残ってた。とりわけこの食堂は、植物のはびこり加減が素敵である。こういうとこで、ご飯を食べてみたいなぁ。どうも、もうやってはらへん風情やったけど

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こちらの豆腐屋さんは現役のよう。2階の壁にだけタイルを施した改装は、昭和の町家にようあるタイプである。うちの家も、改装する前はこんな感じやったんで懐かしい

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古い佇まいはそのままに、上手いこと改装したインテリアショップもあった。こういうのは、近年の町家店舗のトレンドやね

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ところで、大津のまちは日曜定休の店が圧倒的に多い。商店街にも人けがなく、がら〜〜〜〜んとしてた。気になる店はいくつもあったのに、開いてる状態がどんなんか確かめられへんのが惜しい。観光に力を入れるのなら、日曜も開けるようにしたほうがエエのにね
このお店は、鬼瓦の展示場。商店街で数少ない営業中のお店が鬼瓦店て、なんか不思議。観光客が、ちょっと買うて帰れへんやろ
どっかでお昼を食べたかったのに、どこもかしこも閉まってた。しょがないし、スーパーの隣の食堂でお蕎麦を食べたけど、めちゃくちゃアットホームすぎ。店の人は、常連客が買うてきはったプリンを開けて、みんなで食べて盛り上がってはった。そやし私は、ごっつ居心地の悪い思いでそそくさと蕎麦をたぐり、10分ぐらいで出てしもた

大津のまちを楽しむなら、日曜は避けたほうがエエよ



さて。
玉葱ぽんの書いた『洛中いぬ道楽』が発行されました
犬たちとの暮らしを、爆笑エピソードはもちろん、涙と怒りと喜びもぎゅぎゅうっと詰めこんで書きました。犬好きでのうても満足できるデキになってると思います
ぜひ買うてくださいね。ご購入は下記でどうぞm(_ _)m
もう一つ厚かましいお願い。買うたとこでレビューをあげてもろたり、皆様のブログやmixiで紹介していただけると、なおうれしいですっ

洛中いぬ道楽 京都で犬と暮らす洛中いぬ道楽 京都で犬と暮らす
著者:玉葱 ぽん
販売元:幻冬舎ルネッサンス
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洋館で和菓子(羊羹にあらず)5

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うわーー。なんとこの投稿で、ブログ投稿が666回のゾロ目だっ
ダミアンさんが喜びそうな数字やね。
ブログペットのけったいな投稿にも週一ペースで助けられてるけど、よう書いてきたなぁ。これもひとえに、ご訪問くださる皆様のおかげ。おおきにです。栄えある記念回が、下品なシモネタでのうてよかったぁ(笑)
これからもなにとぞご贔屓に、「京都情報」のポチもよろしゅうおたのもうしますm(_ _)m

081103駒井邸1081103駒井邸2081103駒井邸3さてさて。
たどり着いた駒井邸はこんな感じ昭和2年にヴォーリズの設計で建てられた洋館で、赤みがかったベージュの壁に大きめの窓がたくさんあり、見るからに明るい雰囲気の家。建築当時、アメリカで流行ってたアメリカン・スパニッシュ様式をベースにした意匠やそうで、アーチ型のエントランスと煙突が素敵な構えである

081103駒井邸4081103駒井邸箪笥081103駒井邸トイレレンガを敷き詰めた玄関を入ると、約30坪という建物はすっきりシンプルな造り。1階は、仕切りを取れば広間になる居間と食堂にキッチンと風呂、6畳の和室。食堂からは広い庭へ出られるようになっている。庭には二羽ニワトリ、と違うて、温室と離れ家があり、かつては書生さんが住んではったそう。
そして2階には、書斎と寝室、そしてサンルームなどがある。
写真は左が食堂から庭に出たとこのテラス、寝室のここだけ妙に和風な箪笥、そして病院みたいな雰囲気のトイレである

081103駒井邸コレクション081103駒井邸愛用品081103駒井邸サンルームこの館に住んではったんは、京都帝国大学理学部教授の駒井卓博士と奥さんで、駒井博士は遺伝子の研究で世界中を回ってはったみたい。一室にはお土産コレクションが展示され、愛用の観察道具も並べてあった。このお土産コレクションが、田舎の家のサイドボードのようで微笑ましい
私が一番気に入ったんは、このサンルーム。2階の南側、最も日当たりのエエ場所に設けられ、見事な大王松が眺められる。研究に打ちこんだ駒井博士は、このロッキングチェアで息抜きしはったんやろねぇ

2階ではちょうど、水野秀比古氏の写真展をやってはり、京都の風景が洋館のたたずまいにマッチしてた

081103きもので駒井邸で、本日の催しは、和菓子の会とNPO法人京町家・風の会共催の「和菓子を愉しむ会」。このたたずまいを堪能し、シチュエーションにちなむお菓子をよばれるという、建物好き・お菓子好きにはたまらんイベント
現在は日本ナショナルトラストが保護してはる建物で、民間の催しが入るのは初めてということで、これまたたいへん貴重な機会におじゃまさせていただいた。
この日は建物の雰囲気に合わせて、大正ロマンっぽいきもので
ちょっとグレイがかったブルーに、ピアノの鍵盤みたいな模様が描いてある。色づかいと柄の入りようが何とも古くさい。帯はこれまた母のお下がりである、50年ほど前の西陣織で、薔薇か山茶花か牡丹か、なんかようわからん花模様。それにきものと同系色の、薔薇の帯留めを濃淡二つ。色半衿は白地に金で松の刺しゅう入り、袖に合わせて赤い伊達衿を入れてみた。
私にしては」たいへんシックな取り合わせ、のつもり(笑)
玄関ホールのソファに腰かけ、レトロを気取ってみた。あー似合わん

この日、しぇるさん熊五郎さんあんのちゃんとは入れ違いになってしもたけど、皆さん素敵なお召し物やった。


081103駒井邸きんとん081103駒井邸ドアノブ081103駒井邸ドアノブ当日のお菓子は、日本一繊細なきんとんを作らはると誉れ高い菓子司、嘯月(しょうげつ)さんの。じつは、ここのご主人は高校の先輩である。私が仲良うしてもろてる先輩の友だちなんで、雅なお菓子と本人のイメージが合わへんでにんまりしてしまう

私がよばれたんは、件のきんとん。当日はまだ紅葉に染まりきってへんということで、黄色をベースにした明るい「錦秋」。口の中ではら〜っとほどける優しいあんこやって、先輩の腕前に恐れ入る。
もう一つのお菓子は、駒井邸にちなんだ今回限りの創作菓子。銘は「絞り菊」やけど、実は玄関ホールのドアノブからヒントを得はったそう。このドアノブは駒井邸でも特にこだわりのある部分で、こちら紫はオフィシャルなスペース用。ホールに続く食堂には、同じデザインやけど無色透明のクリスタルやった。

ほんまはお菓子を味わうんは一つだけなんやけど、当日はちょびっとだけお手伝いさせていただいたんで、あとでこちらも味見させてもろた。風の会のKさんと半分こする。半透明の皮は外郎で、とろり、つるり、の間ぐらいの食感。ものすごなめらかで、最初は何でできてるかわからへんかった。ほのかに透けるピンクのあんこは、きんとんと同じく繊細なお味。
なんて上品なの〜
一緒に頂戴した小山園のお抹茶もすっきり爽やかで、建物良し、味良し、雰囲気良しの三拍子
またとない機会を堪能させてもろうた。

たいしてお手伝いもせえへんかったしのに、お土産までちょうだいして恐縮至極。帰りは家の方向が同じ風の会のKさんと楽しくおしゃべりしながら、元田中の輸入食材店へ寄り、バスに揺られて帰宅したんで遠足気分まで味わえた。
一日で、めっちゃ濃厚。こんだけ堪能したら、文化の日も値打ちあるわ
風の会のあまねさん京都・和菓子の会の中川さん、おおきにお世話になりました


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文化香るお出かけ5

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081103白川製パンなんやかんやで、あっちゅう間に3週間近う経ってしもたけど、11月3日は北白川の駒井家住宅で素敵な和菓子の会があった
文化の日にふさわしい催しやないの〜。てなことで出かけてまいりました
(今日も写真はクリックして見てね)

私はお昼からの部やったし、ちょうど1時ごろ着く予定で出かけた。今出川通りの疎水べりでタクシーを降り、目的地までぶらぶら歩く。
その前に・・・今出川通りと志賀越道の交差する(お地蔵さんがあるとこ)ちょっと東には、食パンがごっつおいしい『白川製パン』がある
ここは予約しとかんとアカン超人気店やけど、運が良かったらちょびっとだけ店頭に並ぶのんを買える。

ダメ元で尋ねると、「あと1分で、小ぶりの食パンが焼き上がります」とのこと。
やったぁ〜〜〜今日はさい先がええぞ
で、ほんまに1分待つとオーブンの扉が開き、出したパンを型からボコンと外して紙袋に入れてくれはる。ぬくぬくホコホコ、1本500円。
ここの食パンは、ヘタとか耳が旨い。普通は中の柔らかいとこがウリやのに、嫌われる部分が旨いちゅうのがミソやね。耳だけ、べりべり〜っと剥がして食べとうなる、せんべいのような香ばしさ

081103白川1081103白川2081103白川3ああ、今すぐここでかぶりつきたい
と、はやる気持ちを抑え、袋を抱えて白川沿いを散歩
ええニオイが歩くたんびに袋から立ち上り、幸せな気分に包まれる。
白川の並木は、まだ紅葉には早い(今ごろはちょうどええやろけど)。緑が心持ち淡くなった木々が茂ってトンネルを作ってる。
この界隈の人は、ベンチに腰かけて本を読んだり体操したり、思い思いに休日を過ごしてはる。

そんな姿を眺めながら歩いてると、東のほうにカッコええ建物がチラ見えした
教会のような作りの建物。気になって見に行くと、京大の『人文科学研究所分館』やった。コロニアル風?の造りやアーチ型の窓、宇宙ゴマみたいなデザインのランプに日時計などが、南洋風の植栽に映える。
これから行く駒井邸もワクワクやけど、ここもかなりそそられる。機会があったら、中、見たい
が、急ぐ旅なので、またいつか

081103銀月アパート1081103銀月アパート3081103銀月アパート2たどり着いた駒井邸の隣には、これまたノスタルジックに昭和が香る『銀月アパート』がある。
ちょこっと寄り道して回りをウロウロ、ペンキのはげた看板や波打つ昔ガラスの窓、丸いステンドグラスの窓に見とれる。ここは今でも現役で、アーチストやリラクゼーションの人なんかが借りてはるそう。お風呂もないしすきま風ビュービューの不自由なとこやけど、創作とか癒しの効果はあるやろう。私も若かったら、こういうとこに住んでみたい。
中も見たいけど、住人が居てはるんやし物見遊山では迷惑がかかるさかい断念。

ようやっと、駒井邸へたどり着いたのであった


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