
13日からお供えした仏さんのお膳も、16日で最後(言うても我が家では3食ではなく、朝しかお供えせんけど)。16日はアラメを湯がいて、その汁をかど(表)に流す。「追い出しアラメ」で、どす黒い熱湯に追い立てられ、おしょらいさんはあの世へ帰って行かれるのである。最終日なので、アラメのたいたん、ずいき酢と万願寺甘とうの海苔佃煮添え、おつゆはとナンバとオクラの味噌汁。そしてキュウリのもろみ添えにはかいらしい星とハートのんにした。ご先祖も喜んでくれはるやろうww それにしても、ままごとみたいに小さいお膳セットであるが、ご飯は意外にようけ入る。普通のお茶碗一膳分ぐらい。昔の人は白ご飯が基本やからなぁと実感する。

それまで晴れていたのが夕方になって突然曇り、雷混じりの土砂降りに。雨雲レーダーが真っ赤になるほどで、「せっかく3年ぶりの全面点火やのに、できるにゃろか」と心配したが、予定時間を少し過ぎて無事に送り火は点火された。7時半ごろからテレビを見てハラハラしてたけど、やっぱり…と自転車でご近所のスーパーへ。が、しかし。コロナ禍で屋上は締め切られ、上がれんようになっていた。3年ぶりやのに、むごい。てなことで公団まで行くと、公団は普通通りにエレベーターが動いている(皆さん生活してはるので当たり前やけど)。ありがたいありがたいと、上がらせてもろうた。
保存会の皆さんもものすご心配しはったろうけど、あの火は「3年ぶりなので絶対に点すんや!」という熱意と努力の結晶やったろう。御霊送りの想いと伝統の継承、どっちにも重い意味がある今年の送り火やった。



到着したのが8時20分ぐらいやったし、一番最初に点く大文字はすでに火勢が収まってた。
左大文字と船形はちょうどええ頃合い。奉納した護摩木もあそこで燃えてるな。

妙法は山が低いのでなかなか見えるスポットが少ないのであるが、さすがに公団の11階
からは見える。けど、遠い。

鳥居はちょうど点火されたとこやったけど、鳥居も山が低いのと遠いのとで、これくらいが精いっぱい。それでもリアルに拝ませていただけることに感謝する。ご先祖様、また来年。ところで、スマホで記念撮影してはる人が多いんやけど、送り火と至近の人の顔ってちゃんと写るの?もっとも送り火を背景にってなんか違う気がするので、写ってないほうがええやろ(あの世へ帰られるおしょらいさんにとって)と思うが。

ところで、昼間は産直へ買い物に行ってた。そしたらご近所では入手できひんかった「ささげ」を売ってたんでゲット。細長い三度豆いう感じの野菜であるが、これがないとお盆いう感じがせぇへんの。今は作ってはるとこが少ないんやってね。ささげは湯がいてごま和えにする。これもお膳に入れたかったなぁ。

代わりに私らがいただいた。朝のアラメとずいき酢に、ささげのごま和え、冬瓜と海老の煮物、黒豆の枝豆、オクラの漬物、おあげさんのシラス・ねぎピザ。海老とシラスを使い、出汁も鰹が入ってるんで完全ちゃうけど、ほぼ精進の晩ごはんで、麦の酒と米の酒をよばれた。こうして今年のお盆は終わった。
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