京都町家ぐらし

京都の町家に暮らす玉葱ぽんが、食べもんやお酒、愛犬との日々をつづるトボけた四方山ブログ。ベタなまち徘徊、トホホな情景も織り込んでおとどけ!

重要文化財

お出かけ先で気になる情景

260520廃屋1
ツアーや酒イベントの途中、惹かれた光景など。田んぼ脇の廃小屋、蔦のからまりぐあいが
抜群にエエ。こういう滅び具合がたまらんな。

260520廃屋2
こちらはお屋敷の石垣からはみ出た蔦。こういうのもええ。

260520亀岡田植え1
とあるまちでは田植えの真っ最中。

260520亀岡田植え4
水玉をつけたみずみずしい苗。まさに早苗ちゃん。エエ酒米に育つんやで。

260520亀岡田植え2
機械が入らん端っこは手植えに。

260520亀岡田植え3
ゲコも喜んでます。

260524泉布観2
260524泉布観1
天満大酒会が開催される大川べりの木立に囲まれ、ひっそり建つ泉布観。明治4年に造幣寮(現在の造幣局)の応接所として建てられた迎賓館で、コロニアル様式にピンクのベランダとティファニーブルーの扉が美しい。3月に三日間だけ一般公開があるそうやけど、中、観たい。

260524公会堂
泉布観の隣にあるのは旧桜宮公会堂。こちらは昭和8年に建てられ、旧造幣寮の正面玄関を移築して作られたんだそう。かっこええ建物は重要文化財に指定されている。今はレストランになっていて、この日は結婚式があるのか、スタッフさんが忙しく飾り付けしてはった。こんなとこで結婚式て素敵やねぇ、お幸せに♥


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伝道館で写真展−KYOTO GATEWAY

250828伝道院1
写真展を観に伝道院へ行ってきた。伝道院は大好きな伊藤忠太氏の設計で
国の重文に指定されている。それにしても電線が邪魔やな。

250828伝道院9
なので消してみた。中途半端に残ってるが、おおむねすっきりするなぁ。

250828伝道院2
250828伝道院3
大正元年に建てられた信徒さんの保険会社社屋で銀行や治療院になったこともあり、現在は
本願寺の研修道場になっているが、赤レンガにドームをつけた異国情緒あふれる洋館だ。

250828伝道院4
正面のサラセン風ドームと中国風の高欄の組み合わせもええけど、裏の六角塔屋も良い。
東洋から中近東へ、仏教とイスラム教の美が融合した感じである。

250828伝道院6
建物を囲むのは、翼獅子や象などの魔物。こういうとこが伊藤忠太さんらしくて好き。

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重厚な外扉は釣鐘のよう。内部の木の扉や漆喰壁と調和している。普段は内部非公開なので、正面扉が開いているのはめったにない機会だ。内部も高い天井は部屋ごとに意匠が異なり、花頭窓のようなサラセン風のデザインが随所に見られる(内部は撮影禁止)。

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ただいま万博協賛イベントとして、京都駅周辺で様々な芸術の展覧会が行われている。今回は写真展で、伝道院では高校生の作品と昔の京都駅界隈の写真が展示されていた。昔の写真は少なかったけど、京都駅周辺ののどかさを見てたら、わずかな期間で急激に都市化したんがようわかる。こう盆地の中がアスファルトとビルばっかりになったら、そら気温も上がるわな。
写真展は31日まで、9月は伝道院と東本願寺で立体造形が展示されるので、また行かねば。

250828伝道院8
帰りに堀川通りから振り返ったら、仏具店の町家とのコントラストが素敵やった。
高校生でこんな写真を撮ってる作品があったんで、マネさしてもろた(^_^;

250828伝道院11
伝道院の北には、かつての顕道会館、現在は京都教区教務所がある。ここも大正12年の建築で矩形に3つのアーチが印象的。かっちりしたフォルムに、唐草やアラベスクの模様が異国ぽくて良いね(こちらも内部は非公開)。

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しっとり雨の鞍馬

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ぶるぶるっ。サブいねぇ、寒が戻ったな。桜が散るのん、ちょっとは止まるかと思うたけど、すでに月曜の雨でだいぶ散ってしもてるね。
そんな月曜日は、雨の中を鞍馬まで行ってきた。盛大に伸びつつある新緑が、雨に濡れてエエ感じ。人もまばらやし、ひっそりした山里風情が満喫できた(写真はクリックして見てね)。
鞍馬言うたら天狗さんで、叡電の駅前には巨大天狗面が。クリスマスっぽい配色ながら、ヴィジュアルは思いっきり和風

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街道に並ぶ民家も、まちなかの家とは違う佇まい。町家と農家造りが融合したような構えである。背景の煙る杉木立と相まって、古里感満点。中でも、宝暦年間に建てられ、国の重文に指定されている『匠斎庵』を拝見させていただいた
昔は鞍馬街道を身分の高い人も通らはったんで、2階はあってないような造り。「2階はないですよ〜上から見下ろすような失礼なことはしませんよ〜」というアピールである。

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入口の潜り戸を入ると土間と店の間があり、その奥にはごっついおくどさんと井戸がある。くはー築250年の風格と威厳を感じる。それにしても、今まで見たどこの町家より立派で綺麗なおくどさんや。磨き込まれた表面は大理石みたいに艶やかで滑らか それとこの広さは、まちなかでは考えられへん。

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台所の広さとは対照的に、狭くて急な箱階段。これも「2階に部屋はないですよ〜」アピールの一つなんやろう。で、2階に上がるとほんまに小さい部屋が一つ。窓は雨戸を閉めてしもたら、表はまったく見えへん
その部屋に入ってた襖の引手がかいらしかった。鞍馬には、たんといそうな狸である。月夜にぽんぽこ腹鼓で、ゴキゲンさん。おおお、この腹は親しみがわくぞ
こういうとこに凝るのが、密かな奢侈やね

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奥の間からは奥行きのある庭が見える。右手はお隣さん、左手は後年に増築しはった離れで、庭自体は細長い。けど、手入れされた庭木と自然な裏山が織り成す、端正すぎひん風情が好もしい。
薄紅の花が色を添えてあでやかやね

鞍馬の里には、椿・梅・桃・桜がいっせいに咲いてて、電車の窓からも新緑と薄紅のグラデーションが楽しめ、目の保養をさせてもらえた


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本来の目的、取材先の『くらま辻井』さんで煮えてた昆布と山椒。これを細こうに刻み、煮汁を掛けて寝かせたら、ご飯が何杯でも食べられる「木の芽煮」の出来上がり。これ、ご飯の供・昆布部門ではトップクラス(当社調べ)。うちは父親の好物で、子どもの頃は食卓にいっつも木の芽煮があった。
辻井さんの佃煮は吟味した国産の材料を丁寧に炊いてはって、当代の真面目なお人柄も味のうちやなぁと思わせる。ずいぶん昔、先代の時分にも取材させてもろたことがあるけど、先代も感じのエエ方やったし。伝統の味わいは、人柄でも培うてはるんやねぇ
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さて、ツネの京都を体感できる、京都の言葉で書いた京都のワンコ本。うちの犬たちを綴った爆笑・激怒・感涙をさそう 玉葱ぽんの『洛中いぬ道楽』はいかがですか 感想をブログにUPしてくれはったり、お買い上げいただいたとこでレビュー書いてくれはったらメチャクチャうれしいですっ
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更新501回目!は「京都府庁」5

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はっと気付けば、このブログも更新501回目
こりゃびっくり
もうすぐ丸2年になるんやもんなぁ。皆様、応援してくれてありがとうね。
これからもよろしゅうご贔屓に(*゚∀゚)っ

表階段さて、そんなめでたい(めでたいのは私だけ)日の更新は、京都府庁の一般公開にしよう。
一昨日の日曜までやったし、ちょこっと自転車で見てきた。
重要文化財の洋館、普段は中の部屋までは入れへんのやけど、特別に見せてくれはる。せっかく京都府民してるんやし、そら見せてもらわんとな

南の正門を入ると、真正面にそびえる旧本館。国の重要文化財である。
明治37年竣工やし、ただいま104歳やね

暖炉1暖炉2外観もさることながら、一歩足を踏み入れると素敵な階段が。内部は回廊式になっていて、中庭をぐるっと建物が囲んでいる。
南西角には知事室があり、凝った装飾の暖炉があった
彫刻暖炉は食堂や貴賓室など4ヵ所にあり、それぞれ意匠が違うてる
壁のクロスはあちこちシミだらけやったけど、ドアや廻り縁、天井などは豪壮そのもの。普通の家につけたら、重みで落ちそうな豪華さである
ほえ〜〜〜と首が痛ぁなるぐらい上ばっかり見て歩く。
窓口けどホンマは、こういうなんでもないたたずまいのほうに惹かれる
回廊の片隅に、かつて何かの窓口に使うてはったらしい小部屋。税金の払い込みや証書なんかの支給に、人が並んではったんかなぁ。
パチンコ屋の景品交換所のようでもある

退出一覧それから、知事室にはこんなキュートなもんがかかってた。
かつては知事の机に置かれ、各役職の人が在室か不在か、ランプが点って知らせていたそう。オブジェのようで欲しいなるなぁ。
この知事室、竣工の翌年から昭和46年まで使われていたそうで、最後に使うてはったんは蜷川虎三知事

これ言うと歳がばれるが、昔は「トラさん」いうたらフーテン違うて蜷川虎三。渥美清より京都の知事。強烈な個性を持ち、最後の共産党派知事でもあった。
ウーン、懐かしか
中庭中庭の桜はもうしまいかけやったけど、桜守が植えはった円山公園のしだれ桜の孫になるそう。
あいにくの曇り空でぼやんとグレイがかってるけど、木製の白い窓枠と波打つ昔ガラスを通してみると、一段となまめかしかった。便所の窓からも見えるし、こんな風景を見ながらしっこしてみたいなぁ(女子トイレでは無理やし、ぜひ立ちションで)

出かけたころから雲が低かったんやけど、ぐるっと回るうちにこらえきれへん雨粒がバラバラバラ・・・。ちょっと降られてしもたけど、出かけて良かったな


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