京都町家ぐらし

京都の町家に暮らす玉葱ぽんが、食べもんやお酒、愛犬との日々をつづるトボけた四方山ブログ。ベタなまち徘徊、トホホな情景も織り込んでおとどけ!

雑煮

元日のおせち

220101元日4
元日は、家飲みもちょっと改まって。現代の名工に作っていただいた折敷に椿皿と塗りのお銚子、金杯、お正月の箸置きをセット。きつきつやな(^_^; 実際に飲むときはお銚子と金杯だけになるし、ちょうどええのやけど。

220101元日1
さて、元日は大福茶からはじめる。今年もよろしうに。

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そしてお雑煮。何度も書いているが、同居人はすまし汁に茹で丸餅、焼き鰤、蛤、大根、日の出人参、岩海苔(今年は入手できずアオサ海苔やけど)の備後風。私は白味噌汁に茹で丸餅、大根、頭芋(八つ頭やけど)、かつお節(あいにく粉やけど)。京都は神聖な食べ物なので白う仕上げるちゅうけど、彩りは広島のほうがエエよね。

220101元日5
そして夜はおせち。朝4時までかかってなんとか体裁は整えたぞ。
毎度のことながら、うちでは冷菜と温菜を別々に盛る。私は猫舌のくせに、冬に冷たい煮炊き物はイヤなのだ。そんなわけで冷菜は、塗りのお平に紅白かまぼこ、紅白なます、うず玉の味噌漬け、田作り代わりの小魚アーモンドの七味がらめ、煎り銀杏、コゴミのおひたし、たたき牛蒡、昆布かまぼこ、スモークサーモンと千枚漬けの砧巻き、酢蓮、鯛の昆布〆。中央の割り山椒は海鼠腸の卵黄和えで、鯛をこれにからめて食べるのだ←料亭風の美味!
ところで、盛り付け段階で「しもた!」。例年、祝肴の三種は別盛りするが、数の子松前を解凍するのん忘れてん(゜Д゜) ガチガチに凍ってるので三種は諦め、牛蒡と小魚アーモンドだけ盛り合わせた次第である。

220101元日6
温菜はチンできるよう染付の大鉢に。蕗、高野豆腐、筍、干し椎茸、生麩を別々に煮て盛り合わせ。スナップは塩茹で、慈姑は色粉を出汁に加えて煮る。蒟蒻はゴマ油で炒めて濃いめの甘辛味に。だし巻きは三条会・大野屋さん謹製である。だし巻きは大野屋さんのが一番おいしいの。で、昆布巻きも出来合いだ。
一番の力作は鴨ロースであるが、今回、10分蒸したらちょっと硬うなってしもた。もう少しレア気味がおいしいので、やっぱり8分やな。手前は黒豆(これも出来合い)と、蕗の葉の佃煮(もったいないし)で、意外にこの佃煮がおいしくて酒が進んだりする。お酒は愛媛の華姫桜にごり。飲みやすうてすいすいイケるが、18度の原酒なんでよう回る。今日は夜更かしして撮りだめた映画観るぞ!と思たのに、撃沈してしもたわ。

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お雑煮から元日のおせち

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190101大福茶
元日の朝は大福茶から。結び昆布と梅干しを入れた昆布茶。今年の梅干しは
小梅ではなく燻製のんを入れたので、お湯を注いだらえらく香ばしかった。

190101雑煮1
190101雑煮2
お雑煮は例年通り2種類。同居人と母(京都生まれ・育ちやけど、亡き父親が白味噌嫌いやったんで我が家はずっとおすましやったの)用は、すまし汁に茹で餅、鰤・蛤・蒲鉾・大根・人参・芹・海苔。私のは白味噌に茹で餅・大根・人参・芹。今年は出汁ではなく水溶きした白味噌を使うてみたが、やっぱりちょっと頼りなかった。

190101おせち5
さて、今年は力尽きて中途半端な出来具合やったんで、夕方に焦りながら続きをする。ようやく完成した元日のおせちは和風で。まずは三種。京都の三種は、たたき牛蒡・田作り・数の子。牛蒡には山椒をきかせ、田作りはごまめ少なめでナッツ多めにみりん醤油で煎りつけるのが私流。武信さんで頂いた撤饌の昆布と鯣も添える。

190101おせち1
毎年、ほぼ重箱に詰めることはなくて、冷たいもんはまな板に盛り合わせ。なますいくら・鯖の千枚漬け巻き・仙台のねーさん様に頂戴した鳴子の紫蘇巻き・鱈子煮・黒豆・蒲鉾・花菜の辛子和え・炙ったからすみと大根。蓋物の中身は貝柱の昆布〆におろした本山葵を添え、そして蕗の葉の佃煮である。

190101おせち2
菓子鉢に盛り合わせたんは、ぬくためて食べるもの。盛り合わせてからチンして、熱々をいただく。筍・蕗・手まり麩・人参の炊き合わせ。柚子小芋(は、とろとろに炊ける八つ頭)・高野豆腐・椎茸の含め煮・生麩田楽・出来合いの昆布巻き・慈姑・大野屋さんのだし巻き・豚の角煮・筑前煮。筑前煮は、冬至の余り物の南瓜を入れたら見た目が汚のうなってしもたけど、味は甘みが出て良い。角煮も上手に出来た(^_^)

190101おせち3
190101おせち4
はい、ではいただきます。お酒は純米大吟醸「播磨の輝き」と、にごり酒も飲んで、ご機嫌さん。

お雑煮、元日のおせち

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170101おせち1
結局、大晦日は風呂掃除してついでに入り、洗濯したら午前3時。それからやっとお雑煮の用意とおせち作りである。録画しといたドキュメント72時間のベスト10を見ながらうだうだやってたら、朝になってしもた。

170101大福茶
で、そのまま元日行事に突入。まずは大福茶から。
ここ数年、天神さんの梅をいただかへんので、普通の小梅で。

170101雑煮1
それからお雑煮。同居人と母はすまし仕立てに茹で餅・鰤・蛤・蒲鉾・大根・人参・芹・岩海苔。母は根っからの京都人であるが、父が白味噌嫌いやったお陰で家はずっとすまし雑煮であった。その名残で今もおすましなのだ。

170101雑煮2
白味噌は私だけ。芋が苦手やし、茹で餅に蒲鉾・大根・人参・芹のシンプルなん。

170101おせち2
今年は久しぶりに、おせちを重箱に詰めてみた。角丸の重箱は詰めにくいわ。煮物になんか色味が足りんと思うたら、キヌサヤをあしらうのん、忘れてた!湯がいて飾り切りしといたのになぁ←すでにボケている
二の重は、鯛の昆布〆・茹で海老・なます・黒豆(出来合い)・酢蓮・パプリカのピクルス・栗の甘露煮と若桃の蜜漬け(出来合い)。鏡餅の器に入ってるのは、クリームチーズの酒盗和え。その向こうの半透明なものは、昼に食べた蕎麦の蕎麦湯の残りが濃厚やったんで、寒天で寄せてみた。手作りの菜味噌をあしろうたが、プルモチでけっこうイケた。
一の重は、三種。数の子・たたきごぼう・ごまめ。たたきごぼうには山椒をきかせ、ごまめはアーモンドカルをみりん醤油と七味で煎りつけるのは例年通りである。たたきごぼうは母作やけど。そして、商店街の大野屋さんのだし巻き・蒲鉾・鳴子のしそ巻き(ねーさん様ありがとう!)・花菜の昆布和え・スモークサーモンの千枚漬け巻き・ちょろぎ。
三の重は、炒り鶏・高野豆腐・竹の子・蕗・クワイ・牛すじ煮・よもぎ麩&粟麩をチーズと醤油で焼いたん、彩りに手まり麩と花麩をあしらう。ここも炒り鶏・高野・蕗は母作なんで、だいぶ助かってるが(^^ゞ

170101玄宰と萩の露
お酒は会津の末廣酒造さんの「大吟醸 玄宰」。山田錦35%磨きでふわっとお花の香りがするけど、料理を邪魔するほどくどくない。きれいやけど、しっかりした味わいで、お正月にふさわしい美酒である。クイクイ飲めてしまうのが難点である。K様、いつもありがとうございます。
もう一本は、滋賀県高島市の福井弥平商店さん「萩乃露 特別純米 十水仕込 雨垂れ石を穿つ」。こっくりした濃い旨みは、ちびちび味わうのにふさわしい。牛すじとかチーズの、濃い味に寄り添う芳醇さである。おへそちゃん、ありがとう。それぞれを料理と合わせ、おいしいおいしい。あー飲み過ぎた(^^ゞ

今年は手抜き3

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お雑煮元日は、天神さんの梅干しを昆布茶に入れた大福茶をいただく。
それから、いつもはヨーグルトに手製ジャム+スキムミルクちゅうのが我が家の朝食やけど、正月三が日だけは雑煮を作る
例年通り、3種類。

広島産の同居人は、茹で餅・蛤・鰤の塩焼き・蒲鉾・茹でた大根と人参・芹・梅生麩・生湯葉・海苔

母には、このバージョンから鰤と海苔を除いたシンプルなもん
私は白味噌仕立てで、焼き餅・蒲鉾・茹でた大根と人参・芹・梅生麩・生湯葉

私だけが白味噌雑煮やけど、でかい芋は腹にもたれるし、頭芋は入れへん。花鰹もごわごわするし省いた。その代わり蒲鉾とか生麩・生湯葉と、京都らしいもんを入れる。
で、犬にも白味噌雑煮を。小そうちぎった餅に蒲鉾と大根・人参・芹をトッピングして白味噌のお汁をかける。私以外の人間には不評な甘いお汁も、犬は大喜びやし

写真は私の雑煮。それに紅白なますを添えてある。


正月煮物今年は同居人の露店バイトがなかったし、昼からおせちをよばれた。例年とは違うんは・・・とうとう手を抜いてしもた。

生まれて初めて、既製品おせちを注文したんである。
ひゃぁ〜主婦失格

いっぺん、注文してみたかってん
けど、3万円以上する料亭おせちには手が届かへんし、かと言うてスーパーの5000円ぐらいのでは佃煮ばっかりやろうし、生協で15000円ほどのを一つ。
カタログを見たときは、わりにコストパフォーマンスが良さそうやってんけど・・・


あかーーーーん。やっぱり


いちおう三段重やけど、小さい。3人で一回食べたらお終い
しかも魚や肉がカチカチで、コンビニ弁当と大差ない。
日保ちさせるためにしょうがないけど、煮物の味も濃いし。

てなことで、結局は追加でなんやかんや用意する
この写真は炊き合わせと鰤の山椒煮、だし巻き、近江の赤コンニャク盛り合わせ。
それから、河豚の白子を酒蒸ししたんにポン酢かけ。

昼間からダラダラ飲んでたし、頭が痛かった
このところ、とみに醸造酒に弱なってる私。
あかんのに、つい飲み過ぎるしねぇ。


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エビ餅で2

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エビなまこ昨日の話で、またまた思い出したことがある。あ、今日はきちゃない話とちゃうから安心してね。

高校生のころ、年末にお餅屋さんでバイトをした。
普段はおはぎや赤飯なんかがウリの店やけど、さすがに年末はお餅一色。私と同い年の友だちは、鏡餅やら小餅、なまこ餅(細長うのばした餅で、切って使う。関西ではのし餅よりこっちのほうが主流)を一所懸命売っていた。

だいたい25日ごろからだんだん忙しいなってくるんやけど、29日〜30日がピーク。31日は午後になるとちょっと落ち着く。
お餅は白いプレーンなもんの他に、黒豆を入れたんや、粟餅、よもぎ餅、エビ餅がある。こういうたぐいはお雑煮やのうて、焼いておやつ?として食べる。


31日の終いがけ。

ほとんどお餅を売り切ってしまい、そろそろ片付けよか…ちゅうときに一人のお客さんが来はった。コートを着た、いかにも仕事帰りのおっちゃん。家の人に「お父さん、今日はお餅を買うて帰ってね」とか頼まれはったんやろな。

白餅をください」とおっちゃん。
が、しかし。
白いお餅は、丸いのんもなまこ餅もすべて売り切れてた。
「すんません、もう全部売れてしもたんですけど」
「えっ…お餅、もうないの
「はぁ。あと残ってるのはこれだけで

と、私は、わずかに2本だけ残っていたエビ餅を指さす。ほかのお餅は、みな売り切れてたのだ。
おっちゃんはしばらく考えたあと、エビ餅を1本買うて帰らはった。

その背中には、哀愁が漂うてた


これを言うと歳がばれそうやけど、私が高校生のころは近所にコンビニなんかあらへんかったし、サ○ウの切り餅みたいに便利なもんもなかった。
お餅て言うたら、正月前に餅屋さんで買うもんと相場が決まってたのだ。
もっと田舎のほうやと、餅米を持って行って、お金出してついてもらうとか。


きっとこのおっちゃんちは、元日にエビ餅のお雑煮を食べはったんやろう。
家族から、白い目で見られながら。
白味噌にエビ餅って、ごっつ気色悪い取り合わせやもんなぁ。
どこの誰か知らんけど、ホンマにかわいそうなことをした。まぁ、私が白餅を買い占めたわけとはちゃうけど。



でさ、エビ餅の白味噌雑煮をたべたら、あんなゲロになるかな(しつこいっ)。けど、色のトーンがちょっとちゃうよなぁ。



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パーソナル雑煮4

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大福茶お正月やのに、去年の話に始まった今年。こーゆー鈍くさいとこは治らんなぁ。
ちゅうことで、昨日。元旦は家族揃うて「大福茶」に始まる。
これは全国的な風習? 梅干と結び昆布を入れた昆布茶でお祝いするのん。
京都の街中より北のほう、やや西よりエリアの家は、天神さんの梅干を入れるとこが多いんとちゃうやろか。
官公ゆかりの北野天満宮には見事な梅林があって、2月はごっつキレイである。ここで穫れた梅の実を塩漬けして土用に干し、12月中旬から売り出さはる。ただし数量限定なんで、12月25日の終い天神なんかへ買いに行ったら、とうに売り切れである。うちは幸い、母親のお友だちが買うといてくれはったんで間に合うた。

この梅干を昆布茶に入れ、元旦によばれる

今年は手抜きで結び昆布を省いてしもたけど、上の写真がそれである。
梅干は、食用品種とちゃうだけに、実が薄うてガジガジ。その代わり塩だけは大盤振る舞いである。つまり、コンコン出してむせるほど、しょっぱい
ま、縁起物なんで、文句言うたらバチあたるが。


大福茶を飲んだら、そのあとはお雑煮


お雑煮て、郷土色が豊かでしょ。
京都のお雑煮は、悪評高い白味噌仕立て。「汁粉みたい」と気持ち悪がられる、それである。
通常は白味噌汁に巨大な里芋(頭芋。人の頭に立てるように)とか小芋を入れ、大根・人参と茹で餅を入れて花鰹を飾る。
これって、芋だけで腹が張る。出世への願いて言うけど、ホンマは芋だけで腹をふくらませ、昔は高価やった餅をあんまり食べさせんとこうとした陰謀や

が。私の父は白味噌雑煮が大嫌いであった。たぶん祖母が伯方島の出身やし、おまけに貧乏人の子だくさんやったんで、具もたいして入ってへんすまし雑煮を食べて育ったんやろう。餅をすまし汁でぐずぐずに煮て、どろろんとした、いわば“餅ポタージュ”みたいなもんを好んでいた。それこそ気色悪いんやけど
母も結婚してずっとこれなんで、いつのまにかすまし派になっている。

私もすまし雑煮で育ったんやけど、大人になってからお店でよばれた白味噌汁のうまさに「ハッ」として、以来、我が家で私だけが白味噌仕立てである。


連れ合いは、広島の産。しかも山奥なんで、山陰文化が入っている。あっちのほうは
すまし汁に茹で餅を入れ、蛤や鰤、大根とか青菜を入れるらしい。ほいで最大の特徴は、「ウップルイ」というコロボックルの親戚みたいなもんを入れる。

その正体は、岩海苔。
なんでも山陰の海岸で手摘みした岩海苔らしい。この、日本語とは思えへん名前、調べてみたら平田市の十六島(うっぷるい)湾というところが産地らしい。
ほおおおおー。これってたぶん、ハングルから来たんちゃうやろか


パーソナル雑煮けど、京都で手摘み岩海苔なんて入手できひんし、ここは普通の海苔でガマンしてもらう。そんなわけで、雑煮は三通りつくる。だしは共通で鰹&昆布。

写真手前が私の、奥が連れ合い用のん。

連れ合いには、茹で餅・蛤・鰤の塩焼き・蒲鉾・茹でた大根と人参・芹・海苔
母には、このバージョンから鰤と海苔を除いたシンプルなもん
私だけ白味噌仕立てで、焼き餅・蒲鉾・茹でた大根と人参・芹・花鰹


純粋な京都バージョンと違うんは、単に私の好み
芋、苦手やし。焼き餅のほうが香ばしいし。で、芹の香りが好きなんで。
肩身の狭い私は、犬たちにも白味噌雑煮を分けてやる。お正月やし特別、ちょびっとずつやるんである。もちろん、餅は喉に詰めんよう細かくちぎって。
彼らはほんのり甘い白味噌がお気に入りで、トレイを舐めたように(舐めてんにゃけど)キレイに平らげる。

三が日は、朝食にこれ。
晩のおせちは何食べるかちゅうと、それはまた明日〜



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