京都町家ぐらし

京都の町家に暮らす玉葱ぽんが、食べもんやお酒、愛犬との日々をつづるトボけた四方山ブログ。ベタなまち徘徊、トホホな情景も織り込んでおとどけ!

風景写真

「いろこよみ」夏の写真展

210605山本一展1
昨日は山本一先生の写真展とトークショウへ行ってきた。場所は西ノ京のアヤハの北にあるAMSギャラリー。表の看板は6月9日までとなっているが、実際は16日まで延長され、毎日10:00〜17:00(最終日は16:00まで)やっている。

210605山本一展2
今季の作品は夏の写真。私が大好きな一枚も並んでいて、プリントを間近で見せていただく。この他、本には入ってないけど、山本先生らしいお茶目な写真もあり、ほっとなごんだ。トークショウでは今までに撮った作品をプロジェクターで投影しながら、撮った場所やその時の工夫、苦労などを話された。「あの写真はこうして撮られたのか」「そこを観る作品やったのか」と気付かされ、すごく面白かった。会場は風景写真の愛好家さんで満席(もちろん席にはごっつゆとりを取ってあったが)、皆さん自作の参考にと熱心に聞いてはった。

210605山本一展3
ちゅうことで山本一先生の作品に文をつけさせていただいたこの本は、たいへん楽しい仕事やった。好評発売中なので、まだの方はぜひ買ってくださいねm(._.)m 今年はカレンダーも発行される予定で、来年はまた新しい本が出版される予定です。こうご期待!





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日本の四季を写す「いろこよみ」

200217いろこよみ校正
昨年暮れから始まり、1月に書き込んでいた仕事が校了した。風景写真家の先生が5作目を出版されるにあたり、「今度は文章のある本がええなー」ということで、お世話になっている印刷会社から推薦していただいた。写真で綴る四季ということで、現代人には忘れ去られつつある二十四節気七十二候をテーマにしたいとのこと。暦の内容はすでにあるもんやけど、そこに私が感したことを好きに書かせていただいた。
お陰様で写真家さんや出版社の編集者さんにも好評で、同じ風景を撮ってもどこかお茶目な先生の作品と、お酒好きなキャラにぴったりと言うていただいた。ええ仕事をさせてもろうた。今月待つには出るので、買うてね♥

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美しい風景に遊ぶ

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凛の世界
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まいまい写真部さんにも紹介記事が載ってた。
まだまだ活躍していただきたかったのに、惜しくも亡くなられた風景写真家の上杉満生先生。生前撮りためられた作品の中から冬の光景だけを集め、大高翔さんが句をつけられた写真集が発売された。
サブい写真やけど、いずれも頑張ってたり健気であったり。思わず身震いするような写真もあるが、寒々しいことはない。どこかに血が通うてる、と私は思う。
そんな印象を、写真のタイトルにさせていただいた。
先生が生きてらしたころは、一枚一枚の写真を撮ったときの様子やエピソードをうかがい、そこからわき起こるイメージをタイトルにしてたけど、今はお話が聞けへん。で、私なりに伝わってくる物語を数文字に込めた。
ピッタリと合っていて、見る人に思いが届けば幸いである。


前作である、「四季麗奏」の展覧会を、いま三条高倉の京都文化博物館5階でやってはる。
見応えある四季の風景、ぜひご堪能あれ。
自然を見る目がやさしい。厳しい光景の中にも、愛おしく見つめる目がある。
私は仕事で関わらせていただき、風景写真の素晴らしさに気付かされた。どんなシーンにも物語がある。そこが、ただ綺麗なシーンを切り取るだけと違う、素人にはできひんことなんやろう。
改めて大きく引き延ばされた写真を拝見すると、そういう気持ちが強うなった。
それと、見に来ていた方(ぜんぜん知らん人)がタイトルを面白いと言ってくださると、冥利に尽きました。
良い仕事をさせてもろたな、と。
写真展は12月18日(日)までの10:00〜18:00(最終日は17:00まで)
ぜひ行ってみてね。



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淋しいお別れ

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なにが嫌かというて、お葬式ほどかなんもんはない。惜しいてたまらん。お棺に収まった、息をしてない人を見るのは辛い。生きていればまだまだ活躍されるであろう人が、小そう冷とうなって目を閉じてはる、その顔を見るのが無念でならない。残された親族のやつれた顔を見るのも悲しい。
今日も、仕事を頂戴していた先生のお葬式に行ってきた。享年70歳。まだまだ頑張れる年齢だけに、残念である。

もう15年ぐらい前やろか。紹介してくださった方も忘れてしもたけど、写真集を出されるので、タイトルや注釈を書いてくれる人を探しているということやった。そこから数年に一度、写真集を出されたり、写真雑誌の掲載や展覧会があるたびにお声をかけていただき、想いを伺うて文字にさせてもろてきた。
去年の夏には京都文化博物館で個展を開かれ、お目にかかったときはお元気そうやったのに。すでにガンで闘病中やったらしい。そんなことをみじんも感じさせんと、にこやかにしておられた。

10月に、私が『洛中いぬ道楽』を持って会社へ伺うたときは奥様だけしかおられず、「今日はいないんですよ」と言ってらした。あの時すでに入院しておられたんやろう。ぜんぜん知らんと一昨日、新聞の訃報を見てビックリした。

写真とは別に会社を経営してはって金閣寺の超豪邸にお住まいやったけど、息子さんが拾うてきた雑種犬がいたり、クリスマスの日に撮影してたら寄ってきたという野良猫を連れ帰って「サンタ」と名付け、かわいがってはった。サンタは数年前に虹の橋を渡ったけれど、サンタが拾うてもろたメモリアルデーに先生も旅立たれたんやね。
写真方面でも会社方面でも、たくさんの人に慕われてらした様子がお葬式からもうかがえた。私にも、初めてお会いしたときから、にこやかで気さくでナイスミドルな先生やった。私は仕事をさせてもらう立場やのにいつも気遣ってくださり、奥様も会社やお家に寄せていただくたびに、お土産を持たせてくださったり。素敵なご夫婦やったし、奥様の悲しみも大きいと思う。

取材に伺うと、風景写真への思い入れや撮影ポイントのエピソードなどを聞くのはほんまに面白かった。たとえば、赤い芽をふくらませた裸木の写真に「若い娘さんが、ぱーっと手を広げて春を待ってるように感じた」とか、凍てつく地面に落ちた大小の枯れ葉を見て「赤ちゃんがお母さんにしがみついてるように見える。厳しい寒さの中でいとおしい」とか。自然を見る目がやさしかった。そんな話を聞いて考えたタイトルやコメントを喜んでくださると、うれしかったなぁ。
写真集としては『四季の旋律』が最新になるけど、私は初期の琵琶湖の水鳥を撮ったコンパクトな写真集が一番好き。あのころは先生もお若かったし、風景と言うても生き物が主役なんで、はつらつとした雰囲気に満ちてたし。
もう、新作を見ることも話を伺うこともできひんのは淋しいてたまらん。ご冥福をお祈りします。


四季の旋律―上杉満生写真集
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