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会館飲み、次は四条富小路上がるの四富会館。ここは細い路地の両側に、カウンターだけの小さいお店がへばりつくように並んでいる会館だ。天井が低くて薄暗いので、やはりすごく入りにくいが、一度入ると昭和の香りになじんでしまう。

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この日は一番表に面した「たすく」さんへ。日本ワインだけのお店なので、扉を開けると「うちは日本ワインしか置いていませんがよろしいですか?」と女性オーナーに聞かれる。はい、存じております。ということでおじゃまする。ワンオペなのでやや時間はかかるけど、丁寧に作られた前菜の盛り合わせがどれもこれもおいしい。特に花菜の春巻きがおいしすぎて思わずお代わりした。パンも自家製で、この日は赤ワインのパンやった。このあと出てきたニンジンのすり流しもやさしいお味やったし、すべて野菜なのでベジタリアンにもうれしいお店なのだ。

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せっかく日本のワインやし、まずは日本だけで作られているブドウのワインをお願いしたら、竜眼とシャルドネの白を勧めてくださる。これ、酸味もミネラルも控えめ、コクがあって丸い味わいですごく好み。次の赤はこんな感じで、どちらも「渋みが少なく適度に飲み応えがあるの」という要望に応えてくれはったチョイスである。気さくにワインの話をしてくれはるし、女性一人でもすんなりなじめる居心地の良さ。お代は4400円でワインバーにしたらお値頃やろう。

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四富会館の突き当たり、これまためちゃくちゃ入りづらい「てしま」さんは、寿司割烹の店。何度か紹介してるけど、信じられへん値段のお任せコースが看板だ。お通しの煮物(たいていキャベツとおあげさん)が庶民的やけどしみじみ旨い。おいしいお出汁にキャベツの煮え加減が絶妙なのだ。次いでおでん、そして取肴。取肴は5〜7種類ぐらいの盛り合わせで、どれもお酒がススム君。

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それからお造りが出てくる。この日はカンパチと平目。それからやはり看板メニューの鯖寿司。ナマナマしたのがたまらんくて、やや甘め&やらかめのご飯にマッチする。で、このあと麺が出てくるんやけど、たいていここでギブアップ。麺はお出汁だけにしてもらう。この6品コースで1800円て、信じられへん。ただし大将は、自分の嫌いなタイプの客は断る主義で、4名とか多い人数も断られる。なんせ7席ぐらいしかないワンオペなので。

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別の日。あまりに量が多いので、キャベツ煮のあとすぐ取肴をお願いした。けど、盛り合わせに入ってないあん肝がおいしそうやったんで頼んだら、平目の薄造りに巻いて出してくれはった。残り一切れやっただし巻きもいただき、次は鯖寿司。

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それでもう締めようと思てたら、大将のふるさとで獲れる舌平目の干物を焼いてくれはった。カレイはよく見かけるが、舌平目の干物なんて初めてである。カレイより身がむっしりしててこれまた酒がススム。と、この日もまたお腹いっぱいになった。清潔感とか上品さを求める人、酒の銘柄にうるさい人には向かんけど、リーズナブルにおいしいアテで酒を飲みたい人には超おすすめのお店だ。

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